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ヒトと文化・メディアの共進化

<ポイント>ヒトの初期の歴史をたどることにより,ヒトがなぜ文化とメディア,集団とコミュニケーションを爆発的に発展させるのかという問いへのヒントをもとめる。放射線量の高いオルドヴァイ渓谷が類人猿の実験場となり,一夫一妻の選択がヒトへの道をつくる。「難産」と「二足歩行」という不利な進化が,集団とコミュニケーション能力を発展させて前頭葉を爆発的に拡大する。相互に依存し促進しあう「ヒトと文化・メディア(道具)」と「集団規模とコミュニケーション能力」の共進化サイクルが,「文化・メディア」の発展を驚異的なスピードで加速する。


1.「集団とコミュニケーション能力」の共進化へ

●人類進化の源泉,オルドヴァイ渓谷

今も続く進化のホットスポットのひとつ「アフリカ/グレート・リフト・バレー」。多くの哺乳類の進化をうながし,類人猿からヒトへの分岐は西リフト・バレーと東リフト・バレーに囲まれたオルドヴァイ渓谷にはじまる。

1000~500万年前,地下マントルの上昇によってアフリカ大陸を引き裂くように巨大なグレート・リフト・バレーの谷とそれを囲む高い火山がうまれ,そのいくつかから放射性元素を含むマグマが噴出する

ヒトの祖先たちは,溶岩由来の栄養に富む土壌で繁殖する熱帯雨林に惹かれてオルドヴァイ渓谷に集まり,気づくと周囲を谷と火山に囲まれて渓谷周辺にとどまることとなる。

地形の変化による湿潤な時代と半砂漠化した時代を繰り返し,放射能を含んだ火山の爆発の脅威にさらされ,ゆっくりとサバンナ化する環境変化とともに生活様式と身体を適応させていく。そして,オルドヴァイ渓谷周辺が人類進化の実験場となる

ウィキペディア(Wikipedia)大地溝帯より
図3.1.1 オルドヴァイ渓谷

●集団とコミュニケーション能力の共進化

440万年前,サバンナ化によって果物の獲得量が減少する時代において,一人の妻と少人数の家族を養って子孫を残すという選択をしたラミダスのなかで,家族のために食物の採集能力をもったものたちが生き残る。

やがて,地面をこえる先にある森林から果物を採取するため,両手でかかえて果物を持ち帰るものたちがあらわれる。果物をかかえる移動を繰り返すうちに,足を使いより多くの食料を運ぶことができるものたちの子孫が増えて直立二足歩行を獲得する

370万年前,サバンナ化の進行とともに食料をもとめて草原に進出し,豆や草の種,葉や茎のほか,地中の根や球根,昆虫,動物の腐肉などさまざまな食べ物にチャレンジする。

草原に出ることで肉食獣に襲われる危険が増え,二足歩行で目立つにもかかわらず足が遅く戦うこともできない。ヒトの草原への進出は,複数の家族が集まって数十人の集団で行動するという,「集団とコミュニケーション能力」の共進化とともに100万年以上の長いときをかけて徐々に進められていく

2.残念な進化が前頭葉を拡大する

生物進化において,生き残る確率を高めた能力がプラットフォームとして残りその上にさまざまな能力を積みあげて,ときに辻褄あわせを繰り返しながら生き残ったものが今にいたる

ヒトの「直立二足歩行」は,サバンナ化する環境で家族を養うために優位だが,その選択がさまざまな課題をうむ。その典型的な課題が,他の哺乳類にはみられない「難産」だ。

「直立二足歩行」のために産道がS字に曲がり,歩くために発達した筋肉が出産のじゃまをして死の危険をおかす難産となる。脳容量の増加にともなう頭の巨大化が難産に拍車をかける。「難産」を避けるために,頭も体も未熟なうちに出産するようになり,親がいつまでも子供の面倒をみることで家族の絆がさらに強まり,長い期間をかけて学習できるようになる

両手で食料を運べるようになったことは,家族を養うために優位にはたらく。そして,見知らぬ食べ物を開拓する「好奇心」が優位となり,チームで協力して獲物を長距離で追い詰めるなどサバンナでの狩猟採集のテクニックを高め,さらに「直立二足歩行」を鍛えるものが優位となる。肉食などにより豊富な栄養を取得できるようになり,大量にエネルギーを消費する「脳」を成長させる。

「二足歩行」と「脳」の発達の優先が,サバンナにおいて脆弱すぎる身体をつくり,集団での狩りを余儀なくさせる。それを補うために高度なコミュニケーションを発達させ,その選択が「二足歩行」と「脳」を発達させる。

「二足歩行」は性器を隠してしまう。性器が隠れてしまうと発情期を検出しにくくなり,やがて発情期を喪失する。発情期がわからない状態でパートナーを探さなければならなくなり,双方の「コミュニケーション」によって交尾の意思表示ができたものが生き残る

「二足歩行」「栄養獲得」「集団形成」「コミュニケーション」「脳」の共進化サイクルがぐるぐると回った結果,「脳」をさらに巨大化していくこととなる

「脳容量」は,440万年前のラミダスが300ccでチンパンジーの400ccよりも少ない。さらに250万年かけて2倍に(ハビリス),次の100万年で3倍に(エレクトス),それからわずか80万年後の20万年前に現代人=ホモ・サピエンスが5倍の脳を獲得する。長い辻褄あわせの共進化サイクルをへて,脆弱な体を補う特殊な「脳」を獲得したのがヒトという動物だ

図3.2.1 脳容量の変化

3.「ヒトと道具」の共進化

生命は環境変化に対処し,世代を超えて記憶する手段として「遺伝子」と「進化」の仕組みを構築した。そして,ヒトは環境変化に対処し,世代を超えて記憶する手段として「ヒトと道具」の共進化の仕組みを構築する。

●「脳」と「道具」の共進化

「好奇心」が新たな環境への進出をうながし,変化する環境に「道具」を使って適応する。「道具」は環境変化に適応する手段としてだけでなく,世代を超えて受け継ぐ記憶手段でもある。「道具」の利用方法は「道具」を介して大人から子供に受け継がれ,また「道具」を利用するものによって「再構築」「改良」される。

「道具」はヒトの能力を拡張するとともに,エネルギーを効率的に利用するために「身体」の進化をうながす。特に,「道具」をより良く活用し,新しい「道具」をうみだす「脳」の仕組みを獲得したものが,豊富な栄養を獲得して生存する。「脳」は生存のために有益な内外情報の統合・翻訳・編集・フィードバックのための「感情」,「知性と論理」,「愛情」,「創造と美意識」「記憶」を徐々に獲得し,「道具」を使って得たエネルギーがそれをささえる

「脳」が新たに獲得した脳力は,新たな「好奇心」をうみ行動領域を拡大し,新たな「道具」をうみだす。「愛情」・「感情」がそれを欲し,「創造と美意識」がそれを発想し,「知性と論理」がそれを構築し,それの利用方法を「記憶」する。「道具」と「脳」の共進化がやがて家族への愛情を深め,集団での狩りを効率化し,ついには宗教や音楽や会話によって団結力を高める。

●ヒトと道具が紡ぐメタ進化

・「石器」は「牙」をアウトソースする
「石器」は死体の皮を切り裂き,固い骨から滋養に富んだ骨髄を手にいれ,地中から炭水化物の豊富な芋を掘り,木の実を砕き,滋養に富んだ栄養の獲得を可能とする。
「石器」の利用は,「犬歯」を縮小し,手先の器用なもの,多彩な活用方法をうみだしたものを優位にした。

・「衣類」は「体毛」をアウトソースする
「衣類」は長距離走で獲物を追い詰める際の発汗のために縮小した「体毛」を補い,「服を着替える」ことにより寒暖変化への対応を可能とする。
「衣類」の利用は,巨大化した「脳」を冷却するために「体毛」を縮小し,太陽光の強弱に皮膚の色素で対応するものを優位にした。

・「火」は「消化器」をアウトソースする
「火」は繊維質で筋がある肉を柔らかくし,芋や実の加熱調理により食べる量を増やし,栄養を吸収しやすくする。有毒な植物の毒を消し,寄生虫や菌を退治し,肉食動物を遠ざけ,極寒の季節に暖を提供する魔法まで備えている。
「火」の利用は,犬歯と顎の筋肉と「消化器」を縮小し,毒や菌に対する抵抗力を弱め,吸収した豊富な栄養を使って周囲の環境変化にうまく対処できるよう「脳」を進化させたものを優位にする。

・「言葉」は「知性と論理」をアウトソースする
「言葉」は内外情報や「感情」,「愛情」,「創造と美意識」「知性と論理」「記憶」を統合・翻訳・編集・フィードバックし,対処を判断し,フィードバックするための手段を提供する。
「言葉」の利用は,「知性と論理」の思考様式をつくり,世代を超えて記憶し,大人から子供へ受け継がれ,また「言葉」を利用するものによって「再構築」し,他者とのコミュニケーションにより「改良」するものを優位にする。本能による瞬時の行動に割り込み遅延をもたらすが,舌,顎,喉頭,気道の利用をチューニングして「知性と論理」により適当な行動を選択し,「感情」,「愛情」,「創造と美意識」「記憶」そして「知性と論理」を「知性と論理」により適当にコントロールする「脳」を進化させたものを優位にした。

やがて「道具」は20万年前にホモ・サピエンスという器をつくる。6万年前にアフリカから世界各地に広がったそのとき,「道具」と「脳」の連鎖の爆発により想像力と創造力を開花した「ヒトと道具」の共進化は,互いに影響を与えあいながら,驚異的な適応速度を獲得し,現代,そして未来につながるメタ進化の道を紡いでゆく

4.「ヒトと文化・メディア」の共進化

集団内で技術や社会習慣などの文化・メディア(道具)を記憶・学習する能力を得たことがサルからヒトへの分岐点となる。老人の知恵や道具として維持し継承する文化・メディアの記憶は,集団としての新しい生命進化の手段となっていく

●「ヒトと文化・メディア」の共進化

ヒトが創造するものは道具・技術だけではない,調理方法や言語,獲物や脅威に対する知識,狩猟や調理などのノウハウ,集団を円滑に運用するための社会習慣や社会規範,宗教,芸術がある。これらの集団で獲得し継承するものを総称して「文化・メディア」と呼ぶこととする。

「文化・メディア」の対象: 道具,技術,知識,ノウハウ,社会習慣・規範,宗教,芸術など

ヒトと文化の遺伝子は,共進化の関係にある。例えば,調理とヒトについて考えてみよう。

調理の進化:
・石器を使って食材をきざむ
・消化しやすくなり
 ➡エネルギー獲得量が増加
 ➡歯,口,顎の筋肉,胃・腸が縮小
 ➡消化に要するエネルギー量が減少
・エネルギー獲得量が増える
 ➡処理能力の高い「脳」を維持
 ➡文化生成にかかわる「前頭葉」を中心に脳が拡大
・調理方法を工夫する ➡新しい調理方法を創造する
 ex. 加熱する,干す,挽く,水にさらす

この循環を繰り返すことにより,ヒトと調理は共進化する。

ヒトの進化が新しい文化・メディアをうみ,新しい文化・メディアがヒトの進化を促進する。

「ヒトと文化・メディア」共進化の例:

狩猟:
狩猟のための道具や技術➡扱う技能➡技能を獲得する脳力, 獲物の追跡➡追跡や長距離走のノウハウ➡長距離走のためのヒトの身体構造➡ランニングフォーム, 集団行動のルール➡ルールを守る感情, 水容器➡発汗作用による冷却➡水場探索ノウハウ, 動物行動に関する知識➡知識を学習・活用する脳➡若者の育成➡知識の伝承

社会規範:
先祖伝来の知恵に従う➡集団としての生存能力が向上➡生存に優位な規範を継承➡規範の整備, 制裁と報酬➡制裁による淘汰➡規範に従う・守る脳力(報酬系など)➡協力行動, 利他行動

コミュニケーション:
顔の無毛化と表情・白目と視線・身振り➡コミュニケーション脳力➡密な連携➡道具の製作・使い方の伝搬・質の向上➡道具の複雑化・高度化➡コミュニケーション手段の開拓・複雑化➡コミュニケーション脳力の成長・進化➡集団での狩り➡太鼓などの遠隔通信

脳力(前頭葉):
創造力・発明の必要➡便利な道具➡指先の進化➡道具の高度化➡模倣・学習・計画・記憶・論理➡学習の動機付け(報酬系), 道具の再構築➡推測・分析・論理, 道具へのアウトソース➡身体弱体化➡脳へのエネルギー増加➡新しい道具の創造

言語:
言語による集団運営➡言語を喋るための身体構造➡文化・メディアの複雑化➡語彙の増加・文法の複雑化➡言語学習脳力➡言語学習のための社会習慣➡覚えやすい語構造

●「集団の規模」と「コミュニケーション能力」

ヒトが文化・メディアを形成・維持するためには,「集団の規模」と「結びつきの強さ=集団のコミュニケーション能力」が必要条件となる。

石器の発明について考えてみよう。旧石器時代の初期に,鋭利なナイフのような石器をつくる大天才が1人いたとする。しかし,その技術を受け継ぐものがいなければ,うみだされた新石器はただの宝物でしかなく,壊れてしまえば技術は失われてしまう。

新しい技術文化・メディアが維持されるためには,
「技術を創造するもの➡その技術を代々受け継ぐもの➡その技術を代々使いこなすもの」が必要となる。

新しい文化・メディアを継承するために必要な人材:
・創造者: 新しい技術を創造するもの
・継承者: その技術を代々受け継ぐもの
・使用者: その技術を代々使いこなすもの

創造者・継承者・使用者が発生し,時空間上で出あう確率は「集団の規模が大きく,集団内でのコミュニケーション能力が高い」ほど高くなり,新しい文化・メディアをうみだし維持するために優位となる。

集団の規模が拡大するということは,その集団にヒトが集まり養える生存優位性があり,何より獲得・維持するエネルギー源が豊富に存在するということだ。

集団の拡大要因: 
生存に優位な道具・スキル・ノウハウを保有し続けること
・狩猟採集:
狩猟採集のための武器,狩猟採集知識・技術,チームワーク
・調理:
食料保存法,毒抜き,消化に良い調理法
・集団運用:
集団を円滑に運用するための規範・ルール,作業分担
・子育て:
一夫一妻,子育ての分担,育児ノウハウ
・知識の維持:
知恵のある族長・老人の優遇,熟練者による若者の育成

そして,集団の規模拡大の限界は,集団が保有する文化・メディア水準により得られる食料の量と集団の円滑な運営状況により決定される

集団の規模は,集団内のコミュニケーション能力が高く構成メンバー間の結びつきが強くなければ維持できない。集団のコミュニケーション能力もまた,構成メンバーの規模と密度に応じて言語・楽器・通信・交通などの文化・メディアの成長にともない進化する。


「集団の規模」と「コミュニケーション能力」が「ヒトと文化・メディア」の共進化サイクルを回し,
新たな「文化・メディア」が継承されて「集団の規模」と「コミュニケーション能力」を強化する。


●文化・メディア習得マシンとしての集団脳

文化・メディアが進化するためには,文化・メディアの記憶や学習のための習慣や感情が必要となる。これらは,集団のなかでどのようにしてうまれるのだろうか。

集団による文化・メディアの記憶と学習システム:
・記憶: 老人の知恵,文化・メディアの継承,モノによる記録・複製・読みだし
・学習: 育児・育成のための感情や習慣

日常生活に関するノウハウや生き残るための最小限の知恵は,集団の最小単位である家族を単位として記憶し,個人にきざまれ,次世代に継承する。

狩猟採集や調理などのスキルや習慣を習得,蓄積,整理する能力を向上したものは,より生き残りやすくなる。霊長類から受け継いだ支配者に従う心理や習慣をベースとして,生存に有利な脳力が選択され,積みあげられていく。

スキルや習慣を習得するための脳力:
・学ぶ側に必要な能力・習慣:
 - 手本にすべき相手を選択,模倣
 - 情報・知識を収集,活用
 - 論理的な理解,応用
 - 手本となるもの,リーダーに対する敬意の感情・習慣
 - 学ばなかった場合の失敗体験の記憶
・教える動機となる能力・習慣:
 - 誇り,ステータスに対する報酬感情
 - 教えるものに報酬を与える社会習慣の維持
  社会的な地位,手伝い,贈り物,名声など

これらを実行するための脳力を獲得したものが多い集団が生き残り,その繰り返しにより文化・メディアを記憶し学習するための能力や習慣を集団で獲得する。集団が保有する文化・メディアは集団毎に異なり,それを維持することが集団にとって有利となることから同族・民族意識がうまれる

こうした営みの繰り返しがヒトのライフサイクルにも影響を与える。

ヒトのライフサイクルの獲得:
・妊娠期:
 ➡体内で脳を拡大
 長い妊娠期間,妊婦を守る習慣
・幼児期: 
 ➡前頭葉が拡大
 脳の学習・拡大に集中し,身体の成長を遅らせる
・思春期: 
 ➡リスクよりも好奇心,絶縁皮膜で脳内に高速通信路を生成
 性的成熟期,身体を急速に成長,大人を見習いながら技術や知識を習得
・30代後半: 
 ➡脳内の高速通信路設置完了
 獲物をしとめる確率が最大,学習能力が低下,若者の育成
・老人:
 文化・メディアの伝承者として閉経後も寿命を延ばす

集団における文化・メディアの記憶を継承して再構築することにより,世代を超えて文化・メディアを継承し伝搬していく。

●加速する共進化サイクル

「ヒトと文化・メディア」,「集団規模とコミュニケーション能力」の相互作用が編む共進化のサイクルが集団に優位な文化・メディアをうみ,集団の規模を拡大し,新しい文化・メディアの創造がコミュニケーション能力を高め,文化・メディアとヒトの共進化を加速する。


相互に依存し促進しあう「ヒトと文化・メディア」と「集団規模とコミュニケーション能力」の共進化サイクルが,
「文化・メディア」の進化を驚異的なスピードで加速する。


●「文化・メディア」へのアウトソースによる高速進化

ヒトは能力や脳力を文化・メディアにアウトソースすることにより,集団のなかに時空間をこえて知識と知恵を記憶する。そして,外部環境に適応して集団を優位にした文化・メディアが,生存競争に勝利して後の世に伝えられる。

ヒトは遺伝子によらない,後天的な進化の手段を獲得した。文化・メディアを文化遺伝子(ミーム)として継承するヒトは,文化・メディアへの能力や脳力のアウトソースによって,10年,100年単位での急速な進化を可能とする。

集団規模拡大の壁の内側で,道具と調理法を工夫し,言語の語彙を増やし,文法を整備・複雑化して表現力を増し,知識を整理し,社会規範を整備し,宗教を広め,組織構造を整備してコミュニケーション・ネットワークを張り巡らせて次の共進化爆発のときをまつ。

図3.4.1 集団における「ヒトと文化・メディア」の共進化


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【参考書籍】
[1] 丸山茂徳(2018), "地球史を読み解く", 放送大学教育振興会
[2] 丸山茂樹(2020),"最新 地球と生命の誕生と進化:[全地球史アトラス]ガイドブック", 清水書院
[3] ティス・ゴールドシュミット(1999), "ダーウィンの箱庭 ヴィクトリア湖", 草思社
[4] NHKスペシャル「人類誕生」制作班(2018), "NHK スペシャル 人類誕生", 馬場悠男監修, 学研プラス
[5] NHKスペシャル「人類誕生」制作班(2018), "大逆転! 奇跡の人類史", 馬場悠男, 海部陽介監修, NHK出版
[6] 松沢哲郎(2018), "分かち合う心の進化", 岩波書店
[7] 更科功(2019), "残酷な進化論 :なぜ私たちは「不完全」なのか", NHK出版
[8]デズモンド・モリス(1999), "裸のサル :動物学的人間像", 日高敏隆訳, 角川文庫
[9] アントニオ・ダマシオ(2019), "進化の意外な順序", 高橋洋訳, 白揚社
[10] ジャレド・ダイアモンド(2015), "若い読者のための第三のチンパンジー :人間という動物の進化と未来", 秋山勝訳, 草思社
[11] リチャード・ランガム(2010), "火の賜物 :ヒトは料理で進化した", 依田卓巳訳, NTT出版株式会社
[12] ジョセフ・ヘンリック(2019), "文化がヒトを進化させた :人類の繁栄と<文化-遺伝子革命>", 今西康子, 白揚社
[13] リチャード・ドーキンス(2006), "利己的な遺伝子", 日高敏隆, 岸由二, 羽田節子, 垂水雄二訳, 紀伊国屋書店
[14] M.マクルーハン(1986), "グーテンベルクの銀河系 :哲学人間の形成", 森常治訳, みすず書房
[15] ジャレド・ダイアモンド(2000), "銃・病原菌・鉄",倉骨彰訳 , 草思社
[16] セザー・ヒダルゴ(2017), "情報と秩序 :原子から経済までの動かす根本原理を求めて", 千葉敏生訳, 早川書房
[17] アンドレ・ルロワ=グーラン(1973), "身ぶりと言葉", 荒木亨訳, 新潮社

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