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米国株今週の注目 2024/5/6~:アップルのイベント、決算はパランティア、ディズニー、ウーバー、アームに注目

今週の経済指標は軽めだが、消費者信用、新規失業保険申請件数、消費者マインドなどが発表される。ブラックアウト期間を経て、連邦準備制度理事会(FRB)メンバーが講演活動を再開する。ニューヨーク連銀のジョン・ウィリアムズ総裁、ミネアポリス連銀のニール・カシュカリ総裁、シカゴ連銀のオースタン・グールスビー総裁が今週中にイベントに参加して発言予定連邦準備制度理事会(FRB)はまた、銀行の貸出業務に関するシニア・ローン・オフィサー意見調査(SLOOS)を発表する。FRBが発表するSLOOSは、銀行の動向や融資実績に対する期待として注視される。

企業決算では、タイソン・フーズ(TSN)、ディズニー(DIS)、リビアン・オートモーティブ(RIVN)、ウーバー・テクノロジーズ(UBER)などの発表が注目される。一方、アップル(AAPL)は5月7日にスペシャルイベントを開催し、iPadの新製品とハードウェアアクセサリーを発表する。さらに、5月7日から11日にかけてボルティモアで開催される米国遺伝子・細胞治療学会では、最新の遺伝子・細胞治療開発が発表され、批評的な議論が交わされる。

注目の決算発表
5月6日(月)
タイソン・フーズ(TSN)、バーテックス・ファーマシューティカルズ(VRTX)、パランティア(PLTR)、リアルティ・インカム(O)。
5月7日(火)
ディズニー(DIS)、マッケソン(MCK)、フェラーリ(RACE)、グローバルファウンドリーズ(GFS)、クーパン(CPNG)、エレクトロニック・アーツ(EA)、リビアン・オートモーティブ(RIVN)、データドッグ(DDOG)。
5月8日(水)
ウーバー・テクノロジーズ(UBER)、アンハイザー・ブッシュ・インベブ(BUD)、エアビーアンドビー(ABNB)、ショッピファイ(SHOP)、アーム(ARM)、エナジー・トランスファー(ET)、トレードデスク(TTD)、ビヨンド・ミート(BYND)、アファーム(AFRM)、AMCエンターテインメント(AMC)。
5月9日(木)
ワーナー・ブラザース・ディスカバリー(WBD)、USフーズ(USFD)、ハイアットホテル(H)、ロブロックス(RBLX)、ドロップボックス(DBX)、ジェンパクト(G)。
5月10日(金)
AMC ネットワークス (AMCX)、エンブリッジ (ENB)。

IPO関連の注目
今週は市場デビューが比較的少ないが、最大のIPOは貨物専門会社のプロフィシェント・オート・ロジスティクス(PAL)による2億2930万ドルのIPOが予定されている。フロリダ州ジャクソンビルを拠点とする同社は、1,430万株を14~16ドルのIPO価格で売り出す予定だ。同社は自動車輸送とロジスティクス・サービスを提供しており、主に完成車を自動車生産施設、海上の入港地、地域の鉄道ヤードから自動車ディーラーに運ぶことに重点を置いている。シルバコ・グループ(SVCO)の1億1400万ドルのIPOも来週予定されている。シルバコ(SVCO)は、技術コンピューター支援設計ソフトウェア、電子設計自動化ソフトウェア、半導体知的財産のプロバイダーである。

投資家向けイベント
4日間にわたって開催されるミルケン・インスティテュート・グローバル・カンファレンスでは、パーシング・スクエアのビル・アックマン、テスラ(TSLA)のイーロン・マスク、SECコミッショナーのマーク・ウイェダらが注目の講演を行う。ニューヨーク連銀のジョン・ウィリアムズ総裁もこのイベントで対談に参加する。
IBM(IBM)の子会社レッドハットは、5月6日から9日にかけてコロラド州デンバーで年次サミットを開催する。メリーランド州ボルチモアでは5日間の米国遺伝子・細胞治療学会が始まる。アナリストらは、株価に影響を与える可能性のある医薬品データや新演題に注目すべき企業として、アジトラ(AZTR)、フェイト・セラピューティクス(FATE)、CRISPRセラピューティクス(CRSP)、エディタス・メディシン(EDIT)、リジェネロン・ファーマシューティカルズ(REGN)を挙げている。

ディズニーの決算プレビュー
ディズニー(DIS)は5月7日、決算発表する予定である。アナリストは、売上220億ドル、EPS1.10ドル、営業利益35.1億ドルと予想している。エンターテインメント部門の売上高は103億2000万ドル、次いでエクスペリエンス部門が81億6000万ドル、スポーツ部門が43億3000万ドルと予想されている。ストリーミング分野では、投資家はDisney+、ESPN+、Huluの契約者純増数に注目するだろう。ディズニー(DIS)は、競争の激化とマクロ経済の圧力により、価格上昇よりも加入者増に頼る必要があると見られている。モルガン・スタンレーは、ディズニー(DIS)の経営陣は、委任状による手続きを終えたことで、卓越したオペレーション、財務の厳正さ、経営陣の後継者、一貫した長期戦略の実施に注力するとみている。「ディズニーには輝きがなく、投資家は魔法が戻ってくるのを見たいだろう」と、ハーグリーブス・ランズダウンのスザンナ・ストリーターは強調した。

アップルのイベント
アップル(AAPL)は、iPadの新製品やハードウェア・アクセサリーの発表を含む特別イベントを開催する予定だ。クパチーノはイベント開催に先立ち具体的な詳細を発表していないが、「Let Loose」イベントの招待状にはApple Pencilのカラフルな写真が掲載されている。アップルが同社初の真にAIを搭載したデバイスとして新しいタブレットを発表し、待望のM4チップをアップデートするのではないかという憶測やグーグルとのAIに絡んだ提携といったうわさもある。

※当資料は、投資環境に関する参考情報の提供を目的として翻訳、作成した資料です。投資勧誘を目的としたものではありません。翻訳の正確性、完全性を保証するものではありません。投資に関する決定は、ご自身で判断なさるようお願いいたします。
挿絵は太平洋から昇る朝日です。

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