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米国株 まとめ 6月5日:弱い米国経済報告を受け、株価はミックス  *備忘録*

S&P500指数(SPY)は-0.205%、ダウ工業株指数(DIA)は-0.59%、ナスダック100指数(QQQ)は+0.07%下落。

株価指数は、ナスダック100が13-3/4ヶ月の高値を記録し、ミックスで落ち着いた。 月曜日の5月ISMサービスや4月工場受注の予想を下回る米国経済報告は、経済懸念を高め、市場全体を圧迫した。 ポジティブな面では、弱い報道がT-Note債券の利回りを低下させた。
サウジアラビアが100万BPdの追加減産を行うと発表したことで、当初はエネルギー株が市場全体の上昇を牽引した。 しかし、エネルギー需要への懸念から原油価格は最高値から下落し、エネルギー関連銘柄の上昇も弱まった。
米4月工場受注は前月比+0.4%、予想の前月比+0.8%より弱くなった。
米5月ISMサービス指数は予想外に-1.6低下し50.3と5ヶ月ぶりの低水準、52.4への上昇予想より弱かった。また、5月ISMサービス価格サブインデックスは-3.4下落し56.2となり、3年ぶりの遅い上昇ペースとなった。
モルガン・スタンレーは、「米国の収益に対するダウンサイドリスクは今だと思う」と述べ、S&P500の1株当たり利益は今年-16%減少するとした。 "流動性の悪化が今後3ヶ月間、株式のバリュエーションに下押し圧力をかけると思われるが、収益の伸びが鈍化し、マージンがさらに縮小するため、EPSの失望も先になると見ている。"
世界の債券利回りはまちまち。 10年物T-Noteは-0.6bp低下し3.685%となった。 ドイツの10年債利回りは+6.8bp上昇し2.381%、英国の10年ギルト利回りは+5.2bp上昇し4.208%だった。
株式の弱気な面では、半導体チップ株の弱さがテクノロジーセクターの重荷となった。 また、エパム・システムズは第2四半期の調整後EPS予想を下方修正し、-21%以上の下落で引けた。さらに、5月ISMサービスや4月工場受注など、予想を下回る米報道による米経済懸念から、トラック輸送関連銘柄は月曜日から反落した。
強気な面では、S&Pダウ・ジョーンズ・インデックスが、パロアルトネットワークスが20日の取引開始前にS&P500のディッシュ・ネットワークに取って代わるだろうと述べた後、パロアルトネットワークスが+4%以上上昇して取引を終えた。 また、サイバーセキュリティ関連銘柄は月曜日から上昇に転じた。 さらに、イミュンジェンは、卵巣がん治療のための後期臨床試験で、イーラヘアという薬剤が化学療法より優れているという結果を報告し、+6%以上上昇して取引を終えた。


株式市場は月曜日、まちまちの動きとなった。 ユーロ・ストックス50は-0.70%の下落。 中国の上海総合は+0.07%上昇、日本の日経平均株価は+2.20%上昇。

主な株価の動き
半導体チップ銘柄は、テクノロジー銘柄の損失を主導した。 インテル (INTC) は-4%以上下落し、ダウ工業株とナスダック100の下落をリードした。 また、グローバルファウンドリーズ(GFS)とマーベル・テクノロジー(MRVL)は-3%以上の下落。 さらに、クアルコム(QCOM)、マイクロチップ・テクノロジー(MCHP)、マイクロン・テクノロジー(MU)、NXPセミコンダクターズNV(NXPI)、テキサスインスツルメンツ(TXN)は-2%以上下落。 最後に、ブロードコム(AVGO)とラムリサーチ(LRCX)は-1%以上下落。
エパム・システムズ(EPAM)は、第2四半期の調整後EPSを事前予想の2.38-2.46ドルから2.33-2.40ドルに下方修正し、-21%以上下落してS&P500の下落率トップに立った。
トラック関連銘柄は、5月ISMサービスや4月工場受注の米国報告が予想より弱かったため、米国経済への懸念から反落した。 CHロビンソン・ワールドワイド(CHRW)は-6%以上の下落で取引を終えた。 また、ナイト・スウィフト・トランスポーテーション・ホールディングス(KNX)、マーテン・トランスポート・リミテッド(MRTN)、ハートランド・エクスプレス(HTLD)は-2%以上の下落で引けた。
ダラー・ゼネラル(DG)は、モルガン・スタンレーがオーバーウェイトからイコールウェイトに格下げしたため、-4%以上下落して引けた。
エアビーアンドビー(ABNB)は、、SECへの提出書類でディレクターのゲビアが5月31日に3700万ドルの株式を売却したことが判明し、インサイダー売りの兆候で-2%以上下落して引けた。
バス&ボディワークス(BBWI)は、ゴールドマン・サックスが同銘柄を「確信犯」の買いリストに加えた後、先週金曜日の+4%の上昇に加え、+5%以上の上昇でS&P500の上昇率トップ。
パロアルトネットワークス(PANW)は、S&Pダウ・ジョーンズ・インデックスが、同社が20日の取引開始前にS&P500のディッシュ・ネットワークに取って代わるだろうと述べた後、+4%以上の上昇で取引を終えた。
サイバーセキュリティ関連銘柄は月曜日、上昇に転じた。 フォーティネット(FTNT)は+4%以上上昇し、ナスダック100の上昇率トップ。 また、Zscaler (ZS)は+3%以上、Crowdstrike Holdings (CRWD)は+1%以上上昇し、取引を終えた。
イミュンジェン(IMGN)は、卵巣がん治療の後期臨床試験でイーラヘアという薬剤が化学療法より優れているという結果を報告し、+6%以上の上昇で引けた。
テスラ(TSLA)は、中国5月の総納車台数が前月比+2.5%増の77,695台と発表し、+1%以上の上昇で取引を終了した。

アップル(AAPL)は月曜日、WWDC開発者会議において、複合現実型ヘッドセット「Vision Pro」を発表した。3,499ドルのヘッドセットは、2014年のApple Watch以来の主要な新製品である。Vision Proは、ユーザーが周囲の空間で、新しい方法でアプリを見ることを可能にする。ユーザーは目と手を使ってアプリを操作し、声で検索することができる。ヘッドセットは、3Dを含む映画を空間オーディオで見たり、自分の写真やビデオを見たり、ビデオゲームをしたりするのに使用できる。また、ビデオ会議アプリやマイクロソフト社のOfficeツール、アドビシステムズ社のAdobe製品などを使って仕事をすることもできる。オフィスツールやAdobe Lightroomを使用することもできる。来年初めから3,499ドルから発売される予定だ。
アップルの株価は、同社がヘッドセットを発表した後、約1%下落し、序盤の上昇分を返上した。

その他市場
9月限10年T-Note債券先物は+1.5ティック上昇し、10年T-Note債利回りは-0.6bp低下し3.685%で終了した。5月ISMサービスや4月工場受注の予想を下回る米経済報告を受け、T-Note債券のショートカバーを呼び起こした後、夜間の損失から回復し、わずかに上昇して取引を終えた。原油価格が1カ月ぶりの高値に上昇したことで、インフレ期待が高まり、米国債には弱気となった。また、欧州の国債利回りが上昇したことも、米国債の価格を押し下げた。

ドルは、警告経済指標が弱かったことで米国債金利の低下により、下落。

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