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NASDAQのCFTCデータから面白いことが分かります。事業法人が先物で大口売り?

 CFTCのポジション報告で、NASDAQで面白い取引傾向が見られました。
 主に先物ですが、これまであまり取引を行ってこなかった、その他投資家が2週間連続で大口のNASDAQ売りポジションを作ったようです。その他投資家に所属する投資家種別ですが、事業法人、中央銀行、小規模銀行、住宅ローンのオリジネーター、信用組合、および他の3つのカテゴリーに割り当てられていないその他の報告可能なトレーダーです。中央銀行や中小金融機関はNASDAQ株のヘッジはしません。普通に考えると事業法人が先物売りを行ったと言えるでしょう。
 あくまで推測ですが、ひょっとすると、うわさにあるNASDAQで大きなロングポジションをとっている事業法人が先物を売ったのかもしれません。先物を売り建てることで現物ロングのポジションをヘッジしていたのなら、びっくり仰天です。SBGであったりすると大きな話題となるでしょう。

以下の添付はオプションも含んだ投資家種別ごとのポジション推移のデータです。

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以下の添付は、先物のポジションだけの投資家種別ごとのポジション推移データです。

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 これまで大口の投資家であったアセット・マネージャー、レバレッジ・マネー、ディーラーは全てショートカバーかロングの積み増し方向のポジションをこの2週間取っています。アセット・マネージャーは9月の第1週は売りだったようですが、9月15日までの1週間はロングを増やしています。
 先物が中心ですが、その他投資家だけが大きく売りを行っていました。
こうしてみると、その他投資家は、9月8日までの1週間で30,000枚ショートを振り、9月15日までの1週間で追加に80,000枚売ったことになります。

オプションも含んだポジションの推移をグラフにしてみました。過去数年でその他投資家がこれまで大きくポジションをとったことはありませんでした。

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次のグラフは、CMEの先物・オプションの取引量の推移です。9月に入ってから、取引量は倍増しています。(グラフはCMEから拝借しました)

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 これだけ極端なポジションをとれる投資家は、世界でも限られていると思います。10月下旬以降、各社の9月末決算が発表されることで今回のNASDAQ下げの犯人が誰だったか判明するでしょう。

※このレポートは、あくまでも推測であり、可能性について述べただけです。投資を行う際はご自身の判断で行ってください。変な噂の拡散も控えてください。取り扱いは慎重にお願いします。



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