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米国株今週の注目 2024/10/21~:テスラ、ボーイング、IBM、ゼネラル・エレクトリックが決算発表

今週の投資家は、11月7日に開催されるFRB理事会を前に、中古住宅販売件数と新築住宅販売件数、そして最新の耐久消費財データに注目するだろう。CMEグループのFedWatchツールによると、市場参加者の約9割が連邦公開市場委員会(FOMC)が基準金利を25ベーシスポイント引き下げると予想している一方、約1割が変更なしと予想している。一方、ロイターがエコノミストを対象に実施した調査によると、カナダ中銀は景気冷え込みの兆しが見えるなか、50bpの利下げに踏み切ると予想されている。リッパー・アルファ・インサイトのデータによると、第3四半期の総収益は5,114億ドルと予想され、前期の実績値5,048億ドルを上回り、2四半期連続で過去最高を更新する見込みだ。しかし、第3四半期の収益は前年同期比で厳しいと指摘されており、その結果、予想成長率は5.0%となり、前四半期の13.2%から低下した。アナリストは、四半期ごとの企業業績更新と並行して、エネルギー・セクターのガイダンスが最も急激に引き下げられると予想している。

決算発表は、テスラ(TSLA)、ボーイング(BA)、GEエアロスペース(GE)、ハネウェル・インターナショナル(HON)、ユナイテッド・パーセル・サービス(UPS)など、工業セクターに焦点を当てられるだろう。

決算注目銘柄
10月21日(月):
ヌコール(NUE)、ロジテック(LOGI)。

10月22日(火):
ゼネラル・エレクトリック(GE)、フィリップ・モリス(PM)、ベライゾン(VZ)、テキサス・インスツルメンツ(TXN)、ロッキード・マーチン(LMT)、ゼネラル・モーターズ(GM)、3M(MMM)。

10月23日(水):
テスラ(TSLA)コカ・コーラ(KO)、Tモバイル(TMUS)、IBM(IBM)、AT&T(T)、ボーイング(BA)

10月24日(木):
バレロ(VLO)、UPS(UPS)、ハネウェル(HON)、アメリカン航空(AAL)、ノースロップ・グラマン(NOC)、サウスウエスト航空(LUV)、ダウ(DOW)。

10月25日(金):
センテーン(CNC)、HCA(HCA)、コルゲート・パルモリーブ(CL)。

原子力発電関連銘柄としてニュースケール・パワー(SMR)のオプション取引量が増加している。

IPO関連
HUHUTECH International (HUHU) は、前日のIPO価格決定後、火曜日に取引を開始する予定だ。イングラム・マイクロ・ホールディング(INGM)は水曜日のIPO価格決定後、木曜日に取引を開始する。

来週配当落ち日を迎える企業
キャタピラー(CAT)、CVSヘルス(CVS)、ロウズ(LOW)、クロロックス(CLX)、ファステナル(FAST)などがある。
四半期配当を増やすと予想される企業
スマーフィット・ウエストロック(SW)が0.3025ドルから0.33ドルへ、ハートフォード・ファイナンシャル・サービシズ・グループ(HIG)が0.47ドルから0.50ドルへ、エンタジー(ETR)が1.13ドルから1.20ドルへ、アメリカン・エレクトリック・パワー(AEP)が0.88ドルから0.92ドルへ、などがある。

投資家向けイベント
クアルコム(QCOM)は、月曜日から水曜日にかけてハワイでスナップドラゴン・サミットを開催する。同社はSnapdragonプロセッサを強調すると予想される。
13Dモニターは火曜日にニューヨークで2024年アクティブ・パッシブ投資家サミットを開催する。スターボード・バリューのジェフ・スミスCEO、グラスルイスのジェイソン・マッキャンドレスM&Aリサーチ・シニア・ディレクター、インターナショナル・ビジネス・マシーンズ(IBM)のゲイリー・コーン副会長らが登壇する。
今週開催される注目の投資家向けイベントには、ジェフリーズ(JEF)、マコーミック・アンド・カンパニー(MKC)、ビヨンド(BYON)、ザ・コンテナ・ストア(TCS)などがある。

テスラ決算プレビュー:
テスラ(TSLA)は水曜日に決算を発表する。アナリストらは、EVメーカーの売上が297.3億ドル、EPSが0.86ドルになると予想している。売上総利益率は18.77%になると予想されている。イーロン・マスク率いる会社は、決算発表後カンファレンス・コールを開催する。先週の残念なロボタクシー・イベントを受け、どんな発言となるかに注目が集まる。FSD、エネルギー貯蔵事業、ロボットタクシー開発に関する最新情報だけでなく、新しい大衆向け安価な電気自動車の時期に関するコメントも大きな焦点となるだろう。


※当資料は、投資環境に関する参考情報の提供を目的として翻訳、作成した資料です。投資勧誘を目的としたものではありません。翻訳の正確性、完全性を保証するものではありません。投資に関する決定は、ご自身で判断なさるようお願いいたします。
挿絵は太平洋から昇る朝日です。

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