#未来会計型人材育成_OJT研修レポート
皆さんこんにちは!
本日はMAP経営の研修の一つであるOJT研修制度についてご紹介いたします。
就職活動や選考中の方の参考になれば幸いです。
OJTとは?
OJT (On-the-Job Training)とは、職場で実務を通じてスキルや知識を習得する研修方法で、業務を進めながら実践的なスキルを身につけることが目的です。
MAP経営では毎年数名が外部のOJT研修に参加しています。
お世話になった会計事務所
今回快く受け入れていただいたのは、秋田県にある会計事務所のR様です。MAP経営のクライアントの中でも、特に前向きに未来会計を推進してくれている会計事務所様です。
5日間のOJTで、今回は3名の社員が参加しました!
OJTの全貌:秋田での5日間の挑戦
初日のオリエンテーションから始まり、その後本格的な業務に携わっていきます。今回参加した3名では全く違うスケジュールだったようです。それぞれに話を聞いてみました。
まずは一人目、ベテラン社員のKさんにインタビューしました。
現場で学んだ「価値観教育」の大切さ
Q.特に印象に残った出来事はありますか?
A.まずは初日のオリエンテーションが印象的でした。
経営方針書を使用して事務所について説明していただき、これまでの歴史や、これからどんな事務所になっていきたいのか、そのためにはどんなことに注力していきたいのかなどを共有いただきました。
その話の中で、R様では「価値観教育」を大切にされているという話がありました。個人としての能力(スキルややり方)だけでなく組織人としての価値観(考え方)も磨いていくことで、個人ではできないことを組織として実現していくためには欠かせない考え方だと思います。
Q.それを実感した場面はありますか?
例えば、倫理法人会発行の”職場の教養(日めくりカレンダーのように1日1ページ、400字程度の文章と「今日の心がけ」が書かれている)”という冊子があります。R様では職場の教養を毎朝の朝礼で当番の人が読んで感想を話す、というプログラムがありました。社会人としての行動指針や職場の人間関係、仕事のコツ、失敗への対処法など大切にしたい考え方に触れ、自分の想いを会社の人と共有することで、朝礼を教育の場としてとらえていたのです。これも一つの価値観教育だなと思います。
困難とその克服
Q.OJT期間で一番大変だったことはありますか?
A.お客様にお渡しする資料の作成をお手伝いすることことがありました。計算や処理スピードが必要だったのですが、普段数字を扱ったりすることが少ないためそれが一番大変だったかなと思います。これに関しては今後鍛えていきたいと思います。
あと、秋田弁が激しいお客様との会話の理解に苦労しました。(笑)
Q.挑戦したことがあれば教えてください
A.最終日にサンクスカードをOJT期間中にお世話になった方全員に書いたことです。R様では感謝を伝えるためにサンクスカードでどんなことに感謝しているのか、どう助かったかを文章にして書いて渡すという文化があり、我々もお世話になった方に書くことになりました。その際に全員に書かなくてもいいと言われましたが、OJT期間でお世話になった方一人ひとりに必ずお礼をお伝えしたかったので、東京に戻る前に集中して書いてお渡しすることができました。
チームで働くことの魅力
Q.共同作業やチーム連携のエピソードがあれば教えてください
A.急な資料の差し替えで当日訪問するお客様にお渡しする資料を午前中の間に作り替えなくてはいけない事象がありました。その資料作成を担当される方があらかじめ決まっていたその日に行う担当先の資料作成業務を別の方にお渡しすることで、突発的な変更にも柔軟に対応していたのが印象的でした。
会計事務所の仕事はお客様ごと、担当者ごとに提供する資料ややり方が全然違います。そのため担当外のお客様に関する仕事を代わるのは難しいイメージと聞いていました。
R様では”チームで仕事をする”ことや”業務を標準化する”ことでチームによるお客様サポートの意識が浸透しているから、誰もが急な変更にも対応できているんだなと感じました。
現場の経営者たちの声
Q.MAS監査の現場に同行して、経営者の志をどう感じましたか?
A.今回2つの現場に同行させていただきました。どちらの社長も”なぜこの仕事をしているのか”、”仕事を通してどんなことをしたいのか”など、自分の中で経営することに対する指針や目的を明確に持たれていると感じました。そのような社長の想いを数字の活用によって実現するサポートが未来会計の役割だと感じました。
今後の展望について
Q.今回の経験をどのように活かしていきたいですか?
A.R様で経験したOJTは社員の横について業務について学ぶプログラムが中心でした。普段とは違う業務や考え方を実際に横について体験するのは気づきと学びが多いと感じました。MAP経営の社内でもOJTを実施しても良さそうだなと思いました。
また、R様がやられているようにMAP経営として事務所通信を発行するのもいいと思いました。会議などを活用して事務所通信の読み合わせを行うことで、MAP経営として伝えていきたい未来会計の価値や考え方の共有を行う機会を増やしていけたらいいですね。
取材を終えて
今回OJTに参加したKさんは、目標設定や達成方法について、数年前から独自で外部研修に参加し、勉強されていました。OJT参加の際も、具体的な目標と目的を持って取り組んでいたので、沢山のことを学ぶことができたのではないでしょうか。
((Kさんの目標設定スキルについてはこちら))
MAP経営では社員教育に力を注いでおり、このように様々な研修制度を取り入れています。
少しでも興味があれば、是非お気軽に説明会で話を聞いてみてください!!