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未踏の医療体験をデザインする旅の現在地と未来
Ubieに入社して2年が経った
こんにちは。Ubie株式会社のプロダクト開発/事業開発を担うUbie Discoveryでプロダクトデザイナーをしている村越(@smurakos)です。
入社(2021年)からちょうど2年経って、今までとこれからを立ち止まって考えてみると、「今までよりもこれからの方が、もっと大きな変化が起こる、そしてUbieでデザインすることの楽しさとやりがいはもっと大きく広がっていく」ということを改めて感じました。
今回は、僕が今までやってきたことを振り返りながら「これからのUbieのデザインに求められることと、その楽しさ」について書いてみようと思います。
こんな人に読んでもらいたい
ある程度経験を積んできて、次のキャリアは「心からデザインしていて楽しいと思え」て、かつ社会的にも大きなインパクトを残せる領域にチャレンジしたいと考えているデザイナー
2年間でほぼ全ての事業に関わってきた
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Ubieでは、生活者(含む患者さん)を中心に医療機関(クリニック、総合病院)、製薬企業をつなぐことで「テクノロジーで人々を適切な医療に案内する」ことをミッションとしています。
入社してからの2年間で、Ubieが相手にする全てのステークホルダー向けの事業・プロダクトに関わってきました。
2021.02 - 2021.09 「ユビーAI問診」のプロダクトオーナー
2021.09 - 2022.03 「症状検索エンジン ユビー」のグロース
2022.01 - 2022.06 グローバルでのプロダクト立ち上げ
2022.07 - 製薬事業のプロダクトデザイン
↓過去に書いたnote
点と点が繋がりつつある
この2年間で、前述の事業が同時に垂直に立ち上がり、成長軌道に乗ってくる様をそれぞれの事業に関わりながら見てきました。
それは同時に、Ubieが目指す「テクノロジーで人々を適切な医療に案内する」ためのプラットフォームを形成する「点」同士が線につながりつつあるということを意味しているとも感じます。
「ユビーAI問診」は今や全国47都道府県、1,200を超える医療機関さまで導入いただける規模に成長し、「症状検索エンジン ユビー」は700万MAUを超える規模で生活者の皆さまにご利用いただいています。
これを基盤として、生活者、医療機関の方々双方に疾患、病気に関して適切な情報を適切なタイミングでご提供する製薬企業さまとの取り組みも着実に成長しています。
体調不良などの不調を自覚する
症状に関連する病気を調べる
近隣の医療機関を調べ、受診する
適切な治療に案内される
患者さんのペイシェントジャーニーにおいて、Ubieが適切な医療に案内することに寄与できたケースがだんだんと出始めてきています。
Ubieがデザインするのは一層深い体験のデザイン
今、僕は製薬事業にて、「症状検索エンジン ユビー」を活用して、疾患・治療啓発に繋がる情報を、適切なタイミングで適切な人に提供・提示する」ための体験のデザインに取り組んでいます。
生活者が自身の不調に対して、関連する病気の適切な情報が得られる
情報の提供に加えて、受診の意思決定をするための材料を提供する
受診以降も定期的な体調や状況の変化に長きにわたって寄り添っていく
「不調を見過ごさずに、適切なタイミングで受診を行い、適切に治療を受ける」ための行動をデザインしていくためには、UI・ユーザビリティ、アクセシビリティへの対応は前提とした上で、もう一歩踏み込んで「言葉」「情報の編集」「コンテンツ」などの「情報コミュニケーション」のデザインを通じて「相手の心に働きかける」体験だと思っています。
「どのようにすれば不調を感じた患者さんに、ご自身の状況に適した言葉で受診を後押しすることができるだろうか?」
「どのようにすれば自分はまだ大丈夫、と思っている人に病気のリスクを適切に伝え、一度医師に相談するように促せるだろうか?」
これらの問いは一例ですが、便利なもの、使いやすいもの、美しいものをデザインするだけでなく、「その人にとってその時重要な情報を、いかにその人に気づいてもらえるか」のデザインが医療情報の提供においては重要になってくると考えています。
デザイナーはプロダクトデザインやデザインリサーチだけでなく、ドメインエキスパートたる医師や製薬事業開発のメンバーと協業して適切なコミュニケーションのデザインを行う必要があるという、より深い体験デザインのフェーズに入っていると感じます。
究極的に、そのデザインは人の命を救う
僕が製薬事業に関わり始めた2022年の夏ごろから今までで、前述の通り、ご自身の不調から医療機関の受診を通じて適切な医療に案内することにユビーが寄与できたケースがいくつかで始めてきています。
ユーザである生活者・医療者とプロダクトのコミュニケーションがもっとスムーズになれば、適切な情報を適切なタイミングでユーザに伝えることが可能になります。加えて、プロダクトの規模が大きくなればなるほど、コミュニケーションが適切に行われた時の社会的インパクトが増大します。
医療は等しく誰もが当事者になり得ると考えると、ともすれば世界中の人々へ影響するだけの可能性を秘めていると考えます。
Ubieでデザインをするということは、究極的には「人の命、人の生活の質(QOL)に大きな影響を及ぼす」フェーズにきているとここ1年で特に実感しています。それは大きな責任でもありますが、同時に大きなやりがいにも通じています。
また、ユビーでは今でも習慣的にユーザインタビューをおこなっており、毎週数名の方にお話を伺う機会を設けていますが、そこでインタビューにご協力いただく方ご自身の不調や病気に関するエピソードを伺うたびに、「ユビーを通じて、病気や症状の原因がわからずに長い間苦しみ、生活にも影響している人を一人でも多く救いたい」と気持ちが引き締まる思いになります。
Ubieでのユーザインタビューは、こちらの仮説を検証したり、プロダクトに対するニーズ・フィードバックをリサーチする場であるのと同時に、ユビーがリーチできる社会課題の大きさを目の当たりにし、利用いただいている生活者の方の声を受け止め、「もっとプロダクトを成長させなければ」と覚悟を新たにする場にもなっています。
事業が成長し、組織が進化するほど、課題は深化する
僕が入社した2年前から今に至るまで、入社した時には誰も想像していなかったレベルで事業が生まれ、組織が成長してきました。
「ここまで成長していたら、あとは安定軌道に乗ったのでは?」と言われることもよくありますが、そんなことは全然ありません。
なぜなら、事業が進化するということはそれだけマーケット、ステークホルダー、プロダクト、医療というドメイン自体に対する解像度が高くなるということでもあり、解像度が高くなるということはそれだけ課題の質も難化するということです。
Ubieが今向き合っているのは2年前とは比べ物にならないほど難しい課題です。これを乗り越えた先にはまた一歩、医療を通じて社会に大きな良いインパクトを与えられるようになっているのではと個人的にもワクワクしています。
We are hiring! - パズルのピースは揃いつつあるけど、パズルは完成していない
というわけで、入社から2年間を振り返りつつ、入社から2年経った今思っていることを綴ってみました。
この2年、特にこの1年でミッションを実現するための色々なピースが急激に揃ってきた感があり、これからがもっと面白くなる時だと感じています。ただ、ピースが揃ったからといってパズルが完成するわけでもなくその道のりはまだまだこれから、という感じです。
そこで、Ubieでは一緒に事業、組織、プロダクトの成長を牽引してくれるデザイナーを求めています。
日本だけでなく、世界中の社会課題にリーチし、解決に導いていくポテンシャルのあるプロダクトのデザインに取り組みたい!と少しでも興味を持っていただける方がいましたらお気軽にご連絡ください!
デザイナーの他にも、以下組織・ポジションで仲間を求めています。少しでも興味が出た!という方はカジュアル面談でもいいのでお話ししましょう!!
Ubie Discovery (プロダクト開発・事業開発組織)
QA エンジニア
ソフトウェアエンジニア (デリバリー&サクセス)
基盤開発エンジニア
SRE (Site Reliability Engineer)
プロダクト開発エンジニア
Strategic Technical Solutions Engineer
メディカルコンテンツディレクター
パートナーマネジメント・事業開発
医師
Ubie Corporate (コーポレート組織)
法務
ミドルオフィス
経営企画リード
Ubie Customer Science (医療機関事業組織)
パートナーセールス
フィールドセールス
カスタマーサクセス
事業部長・マネージャー候補
人事責任者
Ubie Pharma Innovation (製薬事業組織)
アカウントプリンシパル
アカウントマネージャー
人事責任者候補
製薬事業開発 Ops
ミドルオフィス
イベントマーケター
Ubie Global (海外事業組織)
Full-Stack Business Development Lead (NY-based)
Sales Lead (NY/NJ-based)
Lead Software Engineer (India-based)
Lead Software Engineer (Japan-based)
Lead Product Designer (Japan-based)
Lead Product Designer (Singapore-based)