野生のラッコを見にアメリカへ ~不登校児家庭の挑戦~
うちの娘(9歳)は学校に行ってません。
勉強も今はお休み中。
子どもが大勢いて騒がしく、毎日何が起こるか分からない学校は支援をしたとしても、娘にとっては耐え難い環境だったようで。
小学校に1年間通ったものの、自閉スペクトラム症の特性である聴覚過敏がだんだんと悪化・・・
私たち両親の判断で娘は小2の春から学校に行かせないことにしました。
そんな娘は学校に行く代わりに家で何をしているのかと言うと・・・
なんと、ラッコの推し活!!
水族館に大好きなラッコを見に行ったり(現在、国内では鳥羽水族館、福岡マリンワールドで飼育)、
ラッコのぬいぐるみやグッズを集めたり、
ラッコの主役にしたアニメを自作してYouTubeにアップしたり。
ラッコの自作アニメはこちら。
遊び心がたっぷり💕
最近はラッコ型のクッキーも焼いています。
娘のこんな「ラッコ推し活」を応援してるのは主にパパ。
Xを駆使し、ラッコガチ勢の方々と繋がったり、最新の情報収集を怠りません。
2023年秋のある日、パパが”ある情報”を見つけてきました。
「アメリカ・カリフォルニア州のモントレー湾はラッコの一大生息地。
ラッコ3000頭の他にもアザラシ等も多数生息する野生生物のパラダイス。
モントレー湾ではカヤックに乗ってラッコを間近で観察できる。」
なんと!!!
そんな夢のような場所があるなんて!!!
野生のラッコを見られるなんてすごい!!!
ラッコを見に行かれた方のブログも見つけました。
でも当時は夢のまた夢。
野生のラッコを見にアメリカまで渡るなんて・・・
私もパパも海外旅行は大好きで何度も行ってきたけれど、家族で海外旅行はハードルが高いのでは・・・
ただでさえ疲れやすい娘が、そんな遠いところに行けるのだろうか!?
でも、大好きなラッコのためなら行けるかもしれない!?
何より野生のラッコを見せてあげたい!!!
私たち親もかわいいラッコを見てみたい!!
今行くことに意味がある。
この家族4人で旅行に行けるのはこの先あと何年もない。
それなら今行くしかない!!
お金を持ってることより、使って楽しむことに意味がある!!!
やりたいことを全部やろう!!!!
私たちは決めました。
家族で「アメリカまでラッコを見に行く旅をしよう」と!!!
コツコツ貯めてきた貯金を200万円も使い(航空券に120万円、その他に80万円)、2024年のゴールデンウィークに夢のカリフォルニア旅行へ!!!
費用がものすごかったから、清水の舞台から飛び降りる気分でしたけど(汗)!!!!
念願のラッコを見れましたよ!!
2人乗りのカヤックに乗って、モントレー湾を縦横無尽に漕ぎました!
モントレー湾の入江の部分が見学コースになっており、右を見ても左を見てもラッコ!!
ケルプ(昆布)に巻き付くラッコ、2頭でじゃれあうラッコ、貝を懸命に叩き割るラッコ、くるくると回転しながら泳ぐラッコ。
ラッコが怖がるといけないので、近づきすぎてはいけないのですが、間近で見る野生の姿は本当にかわいくて最高!!!
思う存分ラッコを満喫しました!!
誤算はただ一つ。
行きは太平洋の波に押されてスイスイと漕げたものの、帰りは向かい風に阻まれカヤックを漕いでも漕いでも全然前に進まず(オールに昆布が巻き付いたりもして)、このままでは岸にたどり着けないのではないか・・・と生命の危機を感じました💦
アメリカのアウトドアは完全に自己責任だから。
娘を心配させてはいけないと思って、笑顔で漕いでましたけどほんとしんどかったし、怖かった・・・
そんなこんなのドタバタなラッコ見学でしたが、家族みんな大満足💕
我が家のこだわり旅は「テーマを設けた旅」をすること。
ちなみに、このアメリカ旅行の3か月後に北海道の東部の霧多布岬でもラッコを見てきました!
霧多布岬は釧路から車で1時間程のところにある国内唯一のラッコの生息地✨
岬の上から8頭前後のラッコを観察することができます。
ラッコガチ勢の聖地として有名な「エトピリカ村」という素敵なお宿に泊まりました!
(野鳥とラッコを愛する村長さんご夫婦とお話して楽しかったです!)
不登校児一家である我々の挑戦、ラッコをテーマにした旅はこれからも続きます。
次はもっと北にあるラッコの生息地であるカナダのバンクーバー湾か!?
もしくは、サウジアラビアの水族館ではラッコに直接触れたり餌やりができるそうなので、中東進出か!?
たとえ集団に馴染めなくて学校に行けなくたって、どんな状況であっても楽しく生きていければそれでいい💓
人生は楽しいこと、やりたいことをやるためにあるんだ!!
と娘が感じてくれたらいいなぁと思います。
「いいね」や「コメント」で応援してもらえたら嬉しいです💕
私たちの冒険の旅について読んで頂き、ありがとうございました!!!
#私のこだわり旅