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まだ先と言っていたお客さんと競合無しで受注した若手女性営業の工夫ポイントとは

若手女性営業の工夫が素晴らしいという話です。
購入はまだ先のお客さんとは定期的に接触する事で忘れられないようにする事が大切ですと伝えて、その方法の一例を教えたところ、それを上回る工夫を考えて実践していました。

そろそろ買ってもらえないかと思って、お客さん家へ訪問したり電話を掛けて様子伺いをしていても、何ヶ月も何年もとなると継続が難しいものです。一人二人のお客さんならともかく、100人200人のお客さんとなると、会いに行くのも何日もかかります。

購入はまだ先と言っているお客さんも何かをきっかけに購入のタイミングが早まったりします。
そのタイミングで会わないと、たまたまお客さんの前に表われた他社の営業に契約を持っていかれてしまいます。数ヶ月会わないと、いつの間にか他の会社で購入を決めていたなんて事はよくある事です。

そうならないために、まだ先のお客さんとは定期的に接触しておく事が必要です。出来れば月に一度連絡を入れたり、ご用聞き、様子伺いをします。
お客さんの数が多かったり、遠方に住んでいると、毎月会いに行く事は難しくなります。
そこで、勧めたのは手紙を送る方法でした。

手紙の内容は売り込みはゼロ。商品に関わるような話はいれません。
自分の近況報告を書くだけです。

毎月一回の接触の目的はお客さんに忘れてもらわないためなので、毎月手紙が届いていたら、買う気になった時に手紙にある連絡先を見て、連絡してきてくれる事を期待しています。


ここまでを教えたところ、女性営業はすぐに実践したそうです。
ただ送るだけだと他社の営業と自身を差別化出来ないと考え、手紙の質にこだわったそうです。
便箋や封筒の色や柄を選んで購入しました。
男性営業との差別化も考えて女性らしさが伝わるように考えました。

契約をいただいた時、他社競合は無かったそうです。
お客様からは
「あなたから毎月届いていた手紙を楽しみに読んでいたのよ」
と、言われたそうです。

教えられた事をそのままするのでは無く、独自の工夫をして受注に結びつけたところが素晴らしいと思いました。

これからも彼女の営業を応援していきたいと思いました。


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