世界3位の経済大国日本!2050年には何位に?
現在、日本はアメリカ、中国に
続き世界3位の経済大国と言われている。
ではこれから30年後の2050年、
日本は何位になっていると思いますか?
Pwcという世界的なコンサルティングファームが
その予想を発表をしていたので、今日は
それを見ていきたいと思います。
この記事は5分で読み終わります。
日本は8位まで転落
早速、Pwcが2017年に発表した2050年に
おける購買力平価(PPP)におけるGDPの
順位は以下のようになっている。
1位 中国 — 5800兆円
2位 インド — 4400兆円
3位 アメリカ — 3400兆円
4位 インドネシア — 1000兆円
5位 ブラジル — 750兆円
6位 ロシア — 700兆円
7位 メキシコ — 686兆円
8位 日本 — 680兆円
9位 ドイツ— 630兆円
10位 イギリス — 540兆円
現在1位のアメリカが中国、
インドに抜かされて、インドネシアや
ブラジル、ロシアなどが台頭する。
軒並みBRICsと呼ばれる新興国に、
日本やドイツ、ヨーロッパなどの先進国が
置いてきぼりにされるという構図である。
人口減少の中でも成長し続ける日本
これを見て、、、
やっぱり日本は少子高齢化だから
成長が止まって他の国に追い抜かれるのか
と思う人もいるかもしれない。
確かに、インドやブラジルなどの
新興国が急成長して抜かされるのは事実である。
しかし、日本も1~2%と低い数値では
あるものの成長し続ける。
その証拠として、先ほど2050年の
GDP予想が680兆円と記載したが、
2016年時点では490兆円と1.5倍近く伸びる。
どうやって成長していくのか?
では2019年には1億2600万人いる人口が、
2050年には9500万人まで落ち込むと
言われてる中でどうやって成長するか?
まず、経済成長は一般に以下の式に当てはまる。
経済成長率=就業者の伸び率+労働生産性の上昇率
まず前者の「就業者の伸び率」の低下を
人口減少の中で食い止めていく必要があり、
そのための打ち手としては
○少子化を食い止める
○働いていなかった女性や高齢者の労働参加
○移民を受け入れる
という3つくらいしかない。
少子化はそんなに食い止められないし、
女性の労働率は既にアメリカのそれを
越えて天井が見えている。
定年を伸ばすのも65歳から70歳に
上げるのは至難の技であろう。
既に300万人の移民を抱える日本
そこで重要になるのが移民の存在である。
こちらのnoteに詳細が書かれているが、
既に日本では300万人近くの移民を抱えている。
国際的に見ても世界7位と
300万人は決して少なくはない。
そして、今後は昨年導入された特定技能
という新たな在留資格によって毎年25万人
近くの外国人が日本に来る可能性もある。
そうなれば、2050年時点でも人口を1億を
割らず就業者の下げ幅を小さくできる。
生産性の向上で経済成長を
今、移民が就業者の下げ幅を小さくすると
伝えたが、実際に経済成長を実現するために
最も重要なのが生産性の向上である。
諸説あるものの、日本の労働生産性は
他の先進国と比べて低いと言われている。
要因は一概には一つに絞れないが、
日本の残業ありきの労働環境によって労働
時間が長いことが原因の一つと言われている。
(年間労働時間は日本が1,733時間、ドイツは1,363時間)
そうした中でAIを活用した技術革新による
労働効率の向上や、労働時間ではなく成果に
よって給与が決まる年棒精度など、短時間で
成果を上げやすい制度作りが必要になってくる。
いかがだったでしょうか?
他の統計の順位を見ても日本の
順位は2050年で8位から10位くらい。
急激な人口減少を加味すると、日本もまだまだ
捨てたもんじゃないかなと個人的には感じました。
日本という国が希望に満ちた国になることを
願って引き続きnoteを書き続けます!
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