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【建物を見にいく】大阪府立 近つ飛鳥博物館

久々の連休。先日の豪雨とは打って変わって、快晴の行楽日和。
Googleマップを眺めていると「近つ飛鳥博物館」なるものを発見。
日本の歴史が全く頭に入らない私。覚えようとしてもなぜか脳が拒否反応を示す。本来ならこの手の博物館はスルーする。
ところが、建物が気になった。もしやこの建物は・・・やはり安藤忠雄設計と書かれている。観に行きたい。

場所は大阪府南河内郡河南町。

1本道をどんどん山の方へと進んでいく。

1本道の突き当たりに突如現れた
巨大なコンクリートの塊
大階段
高校生が音楽イベント中
(青春のお裾分けを頂きました)
でも、イベントがない時に来たかった
(本心)
大階段を抜けると大きな壁に囲まれた上り坂
横からニョキっと顔をだす枝と葉がアクセント
見上げると壁と空だけ
奥に行くほど壁が高くなり音が反響する
これも計算済み!?
空に抜ける開放感が両サイドの圧迫感を
感じさせない
直立の壁を抜けると建物のファサード
丸みを帯びた外壁
吹き抜けのエントランス

チケットを購入して中へ
展示物にはやはり興味を示せず、説明文を読んでも頭に入らない。

でも、考えてみると古墳ってエジプトのピラミッドやミイラと同じこと?
ピラミッドの事は気になるし、わざわざエジプト文明展まで観に行ったくらいなのに、古墳に興味が湧かないのはなんなんだろう。
自分でもよく分からない。

1階の展示室から地階の展示が
吹き抜け越しに見える
贅沢な空間使い
ぐるりと円形に配置された柱の美しさ
そしてその柱の間に整然と並べられた埴輪
(拡大して見てほ欲しい)
建築と展示が融合している
中地階から地階へスロープで下る
展示室を出て鹿谷寺石塔復元模型の上
天窓と渡り廊下
違う角度から
展示を見終え、地階から1階のエントランスへ
左手の壁はエレベーター
丸天井の隙間を除くと天窓が
なくてもいい丸天井をわざわざ作り
そこにライトを埋め込む
やはりデザインが凝っている
出口(入口)から見た風景
登ってきた道を下っていく
こちらからの方が壁の高さがよく分かる
大階段を登り「黄泉の世界」をイメージした
塔の裏側
反対側

建物は上から見ると前方後円墳の形をしているそう。

中の展示物はほぼそっちのけで、博物館(箱)の鑑賞。

このデザインで山を切り開き、地下を掘っての建築。
総工費を考えると、今では絶対に建築できないだろうな、などと考えてしまう。


最後にチラッと中の展示物を

大古墳の造営
古墳の断面図
棺の入っている部分
ジオラマの精度がすごい
細いかところまで再現されている

1994年に建てられたこの建物。
帰りにお手洗いに寄ると、4つある個室のうち3つが和式、洋式は1つだけ。
30年前ってそんなもんだっけ?と改めて時代の流れを感じた。
#なんのはなしやねん

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