むくみ

好奇心旺盛なアラフィフ。独身。子なし。 パートナーのもっさりと週末を過ごす生活。 好き : 昼寝・ラジオ・猫・又吉直樹・武田砂鉄 苦手 : 乗り物・閉鎖空間・人混み・行列・鳩 路地裏で、ひっそり「スナックむくみ」を不定期営業しています。

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  • 【みんなで創る】クロサキナオの運営マガジン

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    このマガジンは「楽しく、続ける」を趣旨として発信してます。まだnoteに慣れてない人は知り合いづくりと記事の共有を兼ねてぜひご参加してみてはいかがでしょう🌹 ※原則1日投稿記事は2本までとしました。ご了承ください。

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    読んだ本の感想文です。

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特攻隊と言われた祖母

8月6日に 祖母の涙と被曝3世の私 という記事を書いた。 書いてから、自分が被爆3世であることをこれまであまり意識してこなかったことに気がついた。 そうか。私は被爆3世なんだ。 と改めて思った。 翌日、私はいつものようにラジオを聴いていた。 そこで被爆3世で大学講師をされている桐谷多恵子さんの話を聞いた。 桐谷さんは被爆者の聞き取り調査を行い、研究をされている。 そこで、被爆3世にも温度差がある、と話されていた。 被爆3世だから何かしなくてはいけない、ということで

    • タオルの好きも千差万別

      お風呂上がり、体についた滴をバスタオルで拭う。 柔らかいバスタオルに全身を包まれると、少し贅沢な気分になる。それがいい香りなら更に幸せな気分で満たされる。 でも、柔らかいバスタオルなら何でもいいと言うわけではない。 ホテルのバスタオルは大きくてフワフワで分厚い。 全体をサッと拭くのにはいいけど、分厚すぎて耳の窪みやお尻の割れ目とか足の趾の間なんかには上手く入らないから拭きにくい。 そして洗濯屋さんの大きな乾燥機で強力な熱風によって乾かされているせいか、水分の吸収率が家のタオ

      • 【建物を見にいく】大阪府立 近つ飛鳥博物館

        久々の連休。先日の豪雨とは打って変わって、快晴の行楽日和。 Googleマップを眺めていると「近つ飛鳥博物館」なるものを発見。 日本の歴史が全く頭に入らない私。覚えようとしてもなぜか脳が拒否反応を示す。本来ならこの手の博物館はスルーする。 ところが、建物が気になった。もしやこの建物は・・・やはり安藤忠雄設計と書かれている。観に行きたい。 場所は大阪府南河内郡河南町。 1本道をどんどん山の方へと進んでいく。 チケットを購入して中へ 展示物にはやはり興味を示せず、説明文を読

        • 【読んだ感想】『暗幕のゲルニカ』原田マハ

          「暗幕のゲルニカ事件」 国連安保理の議場入口近くに飾られているゲルニカのタペストリー。これはピカソの存命中にピカソ監修の元で制作された。 2003年2月5日、アメリカのパウエル国務長官はこのゲルニカのタペストリー前でイラクへの軍事作戦の容認を求めた。その時、タペストリーは濃紺の布で覆われていた。 この事件を契機に作者はこの物語を書いた。 1937年〜1945年のパリと2003年のニューヨーク。 ピカソの愛人ドラ・マールとMoMAのキュレーター八神瑤子。ピカソのゲルニカに心

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          オオシマさんが!

          朝、いつものようにホームの最後尾へと向かう。向かいのホームを見ると、左斜め前に 「オオシマさんがいる!!」 私は平静を装い、オオシマさんの正面に立った。 グレーのトレーナーにカーキのワークパンツ、コンバース風の黒のスニーカー(底のゴムの部分は少し厚めで真っ白)に紺のキャンバス地のトートバッグを体の前で両手に持って立っていた。 左の手首には黒のバンドに盤面が丸い腕時計をはめて。 髪の毛は少し短くなり、金色のメッシュはそのままに全体の髪色が落ち着いている。そして今日もつるんと

          オオシマさんが!

          強運の持ち主N子に冥土の土産をもらった。

          N子と出会ったのは2019年の6月。 N子は私が通う美容院の美容師さん(W子)の友人だった。 2018年の3月、大橋純子さんが食道癌を公表された。そのニュースを見た私は「シルエット・ロマンス」が聴きたくなりYou Tubeを観た。シルエット・ロマンスが終わると、おすすめ動画の再生が始まる。 流れてきたのはTHE ALFEEがゲストの「堂本兄弟」。 「なんやこの3人!?その辺のお笑い芸人より面白い」 そこからTHE ALFEEのトーク動画を立て続けに観ていた。 すると「ALF

          強運の持ち主N子に冥土の土産をもらった。

          ノーモア ヒバクシャ そしてピカソのゲルニカに思いを馳せる

          ニホンヒダンキョウ ヒロシマ ナガサキ ヒバクシャ ノーベル平和賞に「日本被団協」が選ばれた。 発表の際、聞き覚えのある日本語に、選考委員の被団協への敬意を感じた。 選考理由について選考委員は下記のように評価している。 そして受賞についての選考委員の言葉。 小学生の頃、私は祖母の被爆体験を聞いた。 私の隣に座る祖母の声が、涙が、息遣いが、その時の空気が、目を閉じると蘇える。ただ聞いた、と言うのとは違う。 被爆体験とは、涙を流しながら、命を削る思いでしか話せないものだ

          ノーモア ヒバクシャ そしてピカソのゲルニカに思いを馳せる

          オオシマさんがいない、からつまらない

          ここのところオオシマさんを見かけない。 オオシマさんはいつも向かいのホームに立っていた。 初めてオオシマさんを見かけたのは今年の1月。いつも利用する鉄道会社のダイヤ改正に伴い、通勤電車の時間が少し変わった。そのタイミングで私は電車を待つホームの位置を変えた。 ホームの位置を変えるのは少し勇気がいる。毎朝、最寄り駅のその時刻に顔を合わせるのは大体同じ人達。何もないのに乗る位置を変えると「あの人、昨日まであそこに立ってたのに」と思われ兼ねない。 たまに毎朝、違う位置から乗る人

          オオシマさんがいない、からつまらない

          マリメッコが好き❤️ 身につけるだけで、いつも私の気分を上げてくれる。 これは何年も大切に着ます。 と宣言をしておく。 今日発売のオンラインストア限定ダウン。 「残り僅か」の表示につられポチる。 楽しみすぎるけど、来月の支払い恐怖。

          マリメッコが好き❤️ 身につけるだけで、いつも私の気分を上げてくれる。 これは何年も大切に着ます。 と宣言をしておく。 今日発売のオンラインストア限定ダウン。 「残り僅か」の表示につられポチる。 楽しみすぎるけど、来月の支払い恐怖。

          【本の感想】『コンビニ人間』村田沙耶香

          子供の頃、毎年、鶏を5羽飼っていた。 妹とその鶏達に名前をつけ、小屋の掃除の間、庭に放たれた鶏と遊んでいた。 お祭りやお正月など特別な日に、父がその鶏を〆る。〆た鶏が温かい間に羽をむしるのが私たち姉妹の仕事だった。キャッキャと騒ぎながら羽むしりを楽しむ3姉妹。 それを見ていた母は「この子達は悲しくないんだろうか。この子達に可哀想という気持ちはないのか?」と心配していたらしい。大人になるまで、母のそんな気持ちを知らなかった。 私は鶏は食べるために飼っているもの、と認識していた。

          【本の感想】『コンビニ人間』村田沙耶香

          緑から赤へと着替える葉を前に、日傘をいつまでさそうか悩む。 空に泳ぐは鰯雲。 金木犀の香り漂う水曜日の午後3時。

          緑から赤へと着替える葉を前に、日傘をいつまでさそうか悩む。 空に泳ぐは鰯雲。 金木犀の香り漂う水曜日の午後3時。

          【本の感想】『薬指の標本』小川洋子

          薬指の標本 婚約指輪や結婚指輪は、通常、左手の薬指に嵌める。 だから、私は薬指に好きな人との繋がりを連想し、特別な意味合い感じてしまう。 そんな薬指の先を失ってしまった主人公が、偶然見つけた標本室で働くところから物語は動き出す。 無かったことにはしたくはないけれど、心の奥にそっとしまっておきたい出来事や思い出。少なからず、人は1つくらいはそう言うものを抱えていると思う。 辛い出来事、懐かしい思い出、かつて愛していたものや人。 良い思い出も、悪い思い出も、今を生きるのには

          【本の感想】『薬指の標本』小川洋子

          【スナックむくみ】体毛と脱毛と不毛な願い

          いらっしゃいませ。 ようこそスナックむくみへ。 今回は、変態むくみの毛の話。 高校生の私と中学生の妹。 妹「お姉ちゃん宝くじ当たったら何が欲しい?」 私「一軒家を買って、プールを作る」 妹「なんで?」 私「だって、家にプールあったら、脇毛ボーボーでも気にせず泳げるやん!」 妹「そんなことせんでも、脱毛したらいいやん」 その頃の私は脱毛、と言う手段があることに微塵も思い至ってなかった。時代はまだ平成に入って3年くらいだった。今ほど脱毛も気軽にできるものでは無かった(と思う)

          【スナックむくみ】体毛と脱毛と不毛な願い

          お昼、コンビニ受け取りにした荷物が到着した、とメールが届く。 帰りにコンビニに寄る。 好物のクレープを発見!→購入。 ルンルンしながらマンションのオートロックを開ける。 あっ、荷物、受け取ってないやん…。 いや。 今日はコンビニにクレープを買いに行っただけですよ。

          お昼、コンビニ受け取りにした荷物が到着した、とメールが届く。 帰りにコンビニに寄る。 好物のクレープを発見!→購入。 ルンルンしながらマンションのオートロックを開ける。 あっ、荷物、受け取ってないやん…。 いや。 今日はコンビニにクレープを買いに行っただけですよ。

          すてきな女むてきな女 11

          これまでのお話 →すてきな女むてきな女マガジン 坊ちゃん文学賞応募に向け、第2稿にとりかからなければならない私。 しかし、原稿を書く気分になれず、全く関係のない事ばかり書きたくなってしまう。 応募作品が仕上がるまでは、脇見をするまいと思っていたが、結局、noteにいつものように、なんの話か分からないものを投稿していた。 そして「わたしのエロは副作用」を読んだなっちゃんからメッセージが届いた。 私の夢の話に乗ってくれるなっちゃん。 好きです。(告白) 私たちの推しは又吉

          すてきな女むてきな女 11

          【短編小説】 紙一重 〜埋もれた紙〜

          いつものように散歩に出かける。 空には羊雲が連なり、河原のススキは揺れていた。 お気に入りの白いスニーカーはくたびれて、薄汚れている。 解けた靴紐を結ぼうとしゃがむと、草の隙間から、何かが少しだけ顔を出していた。 僕はそれが気になり、爪の間に土が入るのも構わず、掘っていく。 出てきたのは、小さく折り畳まれた紙だった。 紙は土で茶色に染まり、湿っていて、そおっと開かなければ、破れそうだ。 ゆで卵の薄皮を剥くように、丁寧に開いていく。 紙の中央には、小さな文字で何かが書かれて

          【短編小説】 紙一重 〜埋もれた紙〜