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すてきな女むてきな女 11

これまでのお話
すてきな女むてきな女マガジン


坊ちゃん文学賞応募に向け、第2稿にとりかからなければならない私。
しかし、原稿を書く気分になれず、全く関係のない事ばかり書きたくなってしまう。
応募作品が仕上がるまでは、脇見をするまいと思っていたが、結局、noteにいつものように、なんの話か分からないものを投稿していた。

そして「わたしのエロは副作用」を読んだなっちゃんからメッセージが届いた。

おはよー。警備員のなつこです。
録音を用意していたむくみちゃんはさすが…笑笑
しかしながら、それだけではもっさりさんに会わせるわけにはいかないのが社会の秩序なわけよ🤭
イケメンが気になるなー
うちらにとってのイケメンって誰なん?
また語ろう。

なっちゃんからのメッセージ

私の夢の話に乗ってくれるなっちゃん。
好きです。(告白)

私たちの推しは又吉だけど、夢の中のイケメンは又吉ではなかった…。
そういえば、なっちゃんと好きなタイプについて話したことがない。次に会った時には、イケメンについて語らなければならない。

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なんとか第2稿を書き終え、そろそろなっちゃんに送ろうと思った矢先、なっちゃんからメッセージが届いた。

なんか、むくみちゃんとわたしみたいやった🤣

んん?これは?!
キョンキョンと小林聡美さん出演のドラマ。

なんかゆるーいドラマだけど好き。
むくみちゃん、小林聡美が好きって言ってなかった?
わたしは小学生のときからキョンキョンが好き笑

私、小林聡美好き。
なっちゃん、キョンキョン好きやったん!?

うん。
小さいときからずっとキョンキョンファン(笑)
キョンキョンの朝日新聞の書評もずっと読んでたし、ラジオ「ホントのコイズミさん」もずっと聴いてたの。独立店の本屋さんをまわっていたやつ。
いつか水無瀬にも来て欲しいなぁと願ってた。

キョンキョンを好きななっちゃん。
小林聡美を好きな私。

キョンキョンと小林聡美さんはプライベートでも仲がいい。そんな2人の共演。

ドラマの内容はーー
小さな頃から団地で育った2人。1度は2人とも実家の団地を離れるも、訳あって実家に舞い戻ってきた。
一緒にご飯を食べたり、映画を観たり、団地の老人の手助けをしたり、散歩に出かけたり。そんな細やかな日常の物語。

同じ団地の同じ間取りの家なのに、家の中はみんな個性的で、同じ間取りとは思えないほど雰囲気が異なる。

団地の間取りが大好きで、インテリアも好きな私には、そこも魅力的。

そして、小林聡美さんの役名がなんと「なっちゃん」だった。

これは、どうみても、なっちゃんと私のためのドラマ!

なっちゃんと私が同じ団地に住んで、こんな風に一緒に過ごせたら、毎日楽しいに決まっている。

老後はお互い近くに住んで、こんな風に過ごせたらいいなぁ。
と、また妄想が膨らむ。

このドラマをみて
(昔住んでた)団地を購入しようかなと思ってるくらい笑
ともちゃん(なっちゃんの幼稚園からの親友)と私が住んでた棟は、目の前が運動場やってん。
だから毎日、石蹴りと缶蹴りに命かけてた。
それでベランダからママが
「はやく帰っておいで!」って叫んでたもん。

なっちゃんは、アメリカに行く前は団地に住んでいた。

昔は家や団地やマンションの窓やベランダから
「ご飯やから帰っておいでー」
「いつまで遊んでんの!」
とか言う声がよく聞こえていた。
その声は近所にも筒抜けで、でもそれが日常で、のどかで、昭和の時間が流れていたんだな、と思い出した。

なっちゃんの行動力を思うと、明日にでも
「むくみちゃん、団地買ったよー!」
と、連絡が来そうな気がする。

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私は第2稿をなっちゃんに送った。

なっちゃんからのアドバイスを受け、第2稿が自分の思い描いている結末ではないことに気がついた。

そして、第3稿にとりかかる。

頭には書きたい場面が映像としてありありと浮かんでいるのに、それを文章にする事ができない。

映像を文章に変換することの難しさ、自分の表現力の拙さをまざまざと感じていた。

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