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#ベンチャー

なぜUberEatsの配達員は自主的に働いてくれるのか?

UberEats(ウーバーイーツ)のビジネスモデルが成立するためには、配達員に自主的に働いてもらうことが不可欠です。UberEatsのビジネスは「レストランの料理」と「ユーザーのニーズ」と「配達員の稼働」という3者をマッチングすることで手数料を得る仕組みです。 配達員に稼働してもらう難易度は、一般のデリバリーサービスとは構造的に異なります。例えばデリバリーピザであれば、店舗側は配達員を雇用しているため、配達員に対して勤務時間と配達エリアを指示できます。一方でUberEats

シリコン・バレーの空気

この文章は、私が週一で発行している「週刊 Life is beautiful」からの引用です。 ここ数年、日本の大企業の人から「どうやったらうちの会社でもイノベーションを起こせるか」という相談を受けることが増えています。 質問が「なぜ、日本の大企業はイノベーションを起こせないのか」であれば、終身雇用制、サラリーマン経営者、合議制、多すぎるミーティング、天下り、出る杭を打つ文化、膨大な時間をかけたエビデンス作り、など箇条書きにして明確な答えを示すことも可能ですが、「どうやた

スタートアップ/ベンチャー企業の「解体新書」 〜ベンチャーCEOが社員に求めていること〜

ここ最近、空前のスタートアップ/ベンチャー企業ブームです。資金調達額も年々増加傾向ですし、10年前と比較するとベンチャー企業が立ち上がりやすい環境になっているのは間違いありません。 それが故に、 「ベンチャーにチャレンジしたい」 「裁量権を求めてベンチャーに入社したいです」 という方も増えております。 ベンチャーにチャレンジをしたいと思う方が増えたことは、僕としてはすごく嬉しいことですし、ポテンシャライトが描きたい世界観に近づいているため、言うことはありません。 <

「スキルが高くてカルチャーマッチしない人は採用しない」の鉄則を、誰でもわかるように図解する

---- 2020/05/30追記:この記事でいうカルチャーマッチ(カルチャーフィット、のほうがメジャーのよう)について別でまとめたのでよければそちらも ---- よく見るこういう分類について。 もうほとんど常識と言われているようなことだが、この図では④の「スキル高いけどカルチャーマッチしない人は絶対採用するな」が鉄則だ。 ②は文句なしで採用だ。③は採用したい人はいないだろう。①も、特別高いスキルじゃなくてもそのポジションのスキル要件を満たせていれば全然OKだ。 ここ

スタートアップの資金調達 終盤戦に待ち受ける試練。

資金調達活動が終盤戦に入ると、自社に興味を持っていて、かつ、条件面で折り合えそうな投資家がかぎられてきます。 でも、投資家も投資意向があるし、自社もその投資家に出資してもらいたいと思っています。相思相愛のよい関係です。 ようやく出口が見え、そして普通はこのまま終結してゆきます。 だが、しかし・・・・ 事態が急変することがあります。 たとえば、土壇場でリードインベスターを謳う投資家から発声される次の一言で、一気に「うぐっ」となります。 「今回の優先株式は、やはり、過去の

ストックオプションの仕組みについて

スタートアップにいると、「ストックオプション」という言葉を耳にします。ざっくりわかるが、知らないこともある。そんな感じの方も多いと思います。 そこで今日は、スタートアップで使うストックオプションの仕組みを記載してみます。 要点 ・ストックオプションは、自社の株式を購入できる権利。 ・会社が上場しないと権利を使えない(のが一般的)。 ・上場後の株価と購入価格の差額が「利益」。 ・有効期限がある & 権利が消滅する場合。 ・要件を満たすと税務上のメリットがある。 ストックオプ