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ドイツ日記・・思い出を辿り街道巡り
ドイツは思入れの強い国。ちょうど「深夜特急」が発刊された頃、この地を訪れた。タイ、サウジアラビア経由の南回りでヨーロッパへ。安宿巡りの旅だった。その思い出を求めて・・
前回は・・
30年ぶりのケルン
今日はケルン観光。
ブリュッセルから2時間。
近いものです。
ケルン大聖堂を見た後、街中を散策。30年前の名残を探していました。下町の商店街だった通りがブランド店が並ぶ街になっています。観光客も沸いています。メジャーな観光都市に生まれ変わっていました。
鉄橋を渡り、ライン川向こうから大聖堂を眺める定番風景。ベタな風景ですが、いいですねぇ。鉄橋を行き交う列車。鉄道ファンにはよだれものでした。
その後、カミさんの求めで、ケルンの水を求めて移動。一番古い店を見つけて、記念に買ってました。私はケルンのスーパーで水を買いました。これこそ、オーデコロンだと思うのですが・・やっぱり、匂いがついていないといけないようで・・
そうこうしているうちに、ライン川沿いに人が増え始めました。まぁ、週末だからと思っていたのですが、少し様子が違います。椅子を持参でやってきたり、ゴザをひいて寝転がったり・・
なんか変です。
水を無料で配っている車に花火の写真が張っています。どうも、今日は花火大会のようです。開始時間を聞くと、夜の11時とか・・その時間にならないと暗くなりせんからねぇ。
でも、今日はフランクフルトのホテルを予約済み。残念ながら花火を見ずにケルンを離れました。
今日もイベントに嫌われた1日でした。
でも、ケルンの街でゆっくりできたし・・
若い頃を思い出せた、いい一日でした。
ハイデルベルクへ
今日の観光はハイデルベルク。
ホテルを出たのが、11時過ぎ。
久々の日本の朝食を食べたので元気一杯。
バス会社のカウンターに並びました。時刻表では15分に一本くらいの割合でハイデルベルク行きが出ています。まぁ、飛び込みでも大丈夫と思っていたのですが・・
残っているチケットが12時発。さらにそのバス、他のバスより余分に30分ばかり余計にかかります。不安になったのですが、係りの人は問題ないという。
この、問題ないというフレーズ・・
今まで何回泣かされてきたことか・・
まぁ、ここはドイツ信じてみようと。チケットが安いので仕方がないかと。
12時になっても、バス停にはバスが現れません。結局、バスが到着したのが30分遅れ。
さらに、バス停が別の所に移動。係りの人が大声を出しながら、バス停へ案内します。
そして、列に並べというので並んだのですが・・係員の後ろを御構い無しにバスに客が乗り込みます。乗る前に、チケットを見せないといけないのですが、御構い無し。真面目な人だけ並びました。
さて、私の番が来てチケットを見せると、パスポートを見せろという。たかだか1時間ちょっとのバスに乗るのに、パスポートが必要なんて・・今まで何回もバスや列車に乗ったけど、パスポート見せろと言われたことないし・・
パスポートはホテルにあるというと、乗せれないという・
えぇ・・
なら、さっきチケットすら見せないで乗った客はどうなるの・・
仕方ないので、ダッシュでホテルへ・・ホテルが近くてよかったです。
なんとか間に合いました。というか、出発まで時間かかりすぎ。
バスが来てから30分後に出発です。まぁ、それで乗れたのですから、文句は言えませんが・・
結局、1時間遅れで出発し、ハイデルベルクに着いたのが3時。
1日が半分以上終わってます。
足早に、お城を見学。ケーブルカーで登れたので助かりました。
見学中、雷の音が聞こえて来ます。雨が降り出したので、下におりました。雨が小降りのうちに、川沿いを歩きたかったので、急いで移動。しかし、間に合わず、橋を渡ったところで観光終了です。
30年前を思い出しながら、哲学の道を歩きたかったのですが・・歩けず・・
もう、哲学は必要ないということなのかも。それより大事なのは悟りかな。
別名、諦めとも言いますか・・
欲求不満のハイデルベルク観光でした。
ハイデルベルクからの帰りはもうバスを使う気になれないので、鉄道を選択。チケット販売機で買うと、二人で60ユーロ。バス代の四倍です。それでも、来る時のことがあったので、鉄道で帰って来ました。
みなさん、お気をつけください。安いものには、必ずなにかあります。係員が問題ないということを強調するときは、やっぱり問題があります。まぁ、とりあえず、観光できたということで・・しゃぶしゃぶ食べて反省会しました。
いやぁ、ご飯って美味しいですねぇ・・
ロマンチック街道へ
今日の朝も味噌汁から始まった。めちゃ美味しいです。やっぱり日本人。朝は味噌汁です。
で、どこに泊まっているんだぁということですが・・
こんなところに泊まっています。
日本と同じサービス。涙が出ます。
その後、バスに乗って、ロマンチック街道を。
ドイツの田舎道。
いいですねぇ。列車の旅とは一味違います。今日はパスを使って正解でした。
いろいろな街に立ち寄りながら・・
ヴァルツブルグ・・
ヴァイケルスハイム・・
小さな村々の狭い道をバスが走ります。
そして、着いたのがローテンブルク。
今日もイベントにぶつかりました。でも、ちゃんと観れる時間帯。
オーケストラの演奏を聴きながら、優雅な昼ごはんです。
バイエルンに入って、食事がちょっと変わりました。キャベツがとても美味しい。
30年前に泊まった宿を発見。なんと、安宿が四つ星ホテルに生まれ変わってました。なんとも、時代の流れはすごいです。
30年前来たときは、クリスマス前の大雪の日。駅から、膝近くまであった雪道をホテルまで歩きました。若かった時の思い出です。でも、金がなく、貧疎な食事。ソーセージとキャベツの酢漬け、そしてジャガイモばかり食べてました。
街も夜になるとひっそり。電気のついたショーウィンドーが美しかったのを覚えています。
そして、今日少し歩いて気が付いたことが・・この街、意外に坂が多いです。前に来たときは、平坦な街だという記憶があるのですが・・それだけ体力が弱っているようです。
時の流れは私の体にも流れていました。もう、若くない・・
そんな今日一日でした。
ローテンブルク二日目
昨夜は街の夜景を見るため、夜更かし。そのために、しっかりシエスタしていたし・・
遅めの夕食でした。
名物料理の骨つき肉の煮込みをカミさんが食べたいということで・・食べている人を見ると、どうも一人では食べきれない量。入ったレストランで一人分だけ注文しました。
ウェイターが サラァ と言います。よく考えると、お皿を持ってこようかという意味。変に日本語使われると、わからなくなります。
このお店、日本人占有率、半端じゃありません。昨夜は店内に30人くらいの日本人いたような・・日本のガイドブックに紹介されているのかも。団体さんも多く、店内では日本語が飛び交ってました。いやいや昨夜の団体さん、中国人にも勝てるパワーでした。
さて、その後、暗くなった街を散策。夏旅行すると、昼が長いので行動時間がたくさん取れます。しかし、夜景を楽しむとなると、不便です。しこたま夜更かししないと見れません。
観たかったローテンブルグの夜景も観れたし・・
これで、もう一度見たかった風景ベストスリー完結です。
後、二つは・・
メキシコ、プラヤデルカルメンの海・・
ベネチア、サン・マルコ広場からの風景
若い時、旅行した時に心に残った風景です。
働いている間、ずっと、もう一度見たいなと思い続けていました。
これで、全て終了。この旅でもう思い残すことはありません。
大きな病にかかり、もう見ることはできないだろうと思っていましたが・・
ひたすら、旅行に向けて、気力を保って来ました。
おかげで退院もでき、さらに旅行できるところまで体が回復しました。
感謝、感謝の気持ちです。
さて、この旅もそろそろ終わりかな・・
流石に体も限界が近づいているようです。
後、もう少し・・
頑張ろう♪( ´θ`)ノ
この記事は日記「どこかに行きたいなぁ」からの抜粋・補筆です