秋の夜長の積読ジェンガ
積読が2mある人間の秋の夜長の睡眠前ルーティーン。
夜が日増しに長くなってきたので、寝る前の読書タイムをウキウキで楽しんでいる。せっかくなのでルーティーンとともに読書記録をば。
ジェンガは例え。例えの秋。
ジェンガなどをすると本が崩れて傷んでしまいますのでね。全ての本に丁寧に接するのがワタクシのポリシー。そして芽生えるネットリテラシー。
私の寝る前の読書タイムは大変長く感じるので、もしかすると私だけ夜を長めに配分されているのでは?という問いが芽生えている。地球からのホスピタリティー。
ちなみに2年前の5月の記事でも、自身が寝る100時間前からベッドに入っているのでは?という旨のことを書いている。
本質が不変。
多分、夜は長めに配分されているし、寝る100時間前からベッドにも入っているから、本の記録とともに寝る前の様子も見ていこう。
ナイトルーティンについては前半に、寝る前に読んでいる本については後半に書いているので、お急ぎの方は目次をご活用ください。お急ぎの方への配慮も2m。
<時空が歪んだナイトルーティン>
~19:00 全てを済ませる
あまりに粗雑なルーティン紹介。でも本当に全てを済ませている。済ませていない時もある。「ルーティン」を理解していない。
生活リズムの改善のために、最近は別にすることもないけど6時台に起きている。そのためには、19時くらいに全てを済ませてぼんやりしておくことが鍵になってくる。
特にすることもなく早起きする習慣をつけると余裕ができて遅刻などが少なくなるのでおすすめです。私はこれで遅刻が5000件減りました。許されない件数。
あとは作業を日中に済ませるのも心がけている。
夜中に先行研究などを読んで、チョコを貪りながらニヤニヤする暮らしをやめた。
希望する院生に「生活リズムのつくりかた」みたいなリーフレットを配ってほしい。配りたい。夜型の院生も良い。人には人の研究生活。
食事と入浴を17時くらいから始めると19時くらいに終わる。漠然としたことしか言えない。めちゃくちゃ生活の紹介が下手なのかもしれない。
最近は己を大切にすることに重点を置いているので、ケアなどもしてみている。
先日は、LUSHのボディスクラブを入浴中に足に塗ったら風呂に足をつけられず、浴槽から出られなくなって、一人でほくそ笑んでいた。適切なケアだ。
ここで全てを終わらせているので、この時間以降は寝る前にカウントしている。
他の人の「寝る前」はどのくらいの時間のことをいうのだろう。
それぞれの時間の感じ方はわからないけれど、私の「この間」の範囲は半年前くらいまでカバーしている。
この間の範囲が先週くらいまでの人と話すと、会話がめちゃくちゃになってお互いちょっと笑っている。面白い。
20:00~21:00 コンディションを整える
入浴後すぐにベッドに入ると暑過ぎて咆哮してしまうので、ゆっくりする。
ポロロンポロロンみたいな音楽やのんびりしたクラシックなどを聴いたり、社会問題について激論を交わしたりする。後者の場合は全然ゆっくりしてないので、暑いまま布団に入る。
この時に本を読むこともある。
最近はこの時間で谷川俊太郎の『モーツァルトを聴く人』を読むのが好き。
詩集をほとんど読んでこなかったので、小説とかに比べてゆっくりしっかり味わいながら楽しんでいる。
もちろん一篇ごとに色合いが違って、何かを強く訴えかけるものだとか、思い出を振り返っているものだとか、雰囲気がそれぞれ違うから、今日はどんな詩だろうかとワクワクできますね。
題名の通り、モーツァルトの曲名や音楽の用語がたくさん見られるので、作中に出てくる音楽を流したり、雰囲気の合う音楽を探したりするのもいい。全然クラシックに詳しくないから、好きな人が読むとより楽しそう。私も見識を深めたいですわね。
21:00~22:30くらい(約100時間) ベッドに入って本を読む
ほどほどに落ち着いたらさささとベッドへ向かう。
秋の夜長の読書ライフを楽しむには環境も大切だと考えているので、ベッド周辺の環境保全にも余念がない。
その余念のなさを示したいと思って写真を撮った。
コワ。
スマホを寝床に持っていかないから、電子書籍を読む用のタブレットで撮ったら暗黒で眠るクマさんの写真になってしまった。クマさんすら見えん。本当はこの2~3倍くらいは明るい。誇張ではない。
直接光を見たら「ウワ!アカル!」ってなるくらいには十分に明るい。
厚めの枕とサイドテーブルとカーテンにぶら下げている電球を見せたかったのだけど、何もわからない。
とにかくこの暗黒に見える寝床が読書の際には快適なのである。厚めの枕を間に挟んでベッドボードに寄りかかり、サイドテーブルに積んだ本の中から一冊選び、ぶら下げた電球のあかりで快適に読んでいる。
目が悪くなるぞ!と脳内のお医者さんが言っているのだけど、本当に明るいから許してくれ。図書館の勉強机の電気くらいには明るい。
<寝る前に読む本たち>
ベッドのサイドテーブルのメンバーを紹介する。
本1-1 村上春樹『TVピープル』(小説)
夜長なので何冊か本を読んで寝るのだけど、まずは小説を読む。
最近読んでいるのは、村上春樹の『TVピープル』である。数年前に読んで以来記憶が消えていたので再読。
人間の縮小版のような姿で主人公の周りにテレビを持って現れるTVピープルが「僕」の生活に入り込んでくるけれど、周りは彼らに言及せず…といった奇妙な話。独特の擬音や後を引く終わり方が大変面白くて、この作品についての論文を読んだ。
論文含め、興奮というか、落ち着いた気持ちにはなれないので寝る前に読むなら序盤に読んだほうがいいかもしれない。なぜこの作品の内容を忘れたのかわからない。
本1-2 青山美智子『木曜日にはココアを』(小説)
あたたかい、ゆっくりとした小説でリラックスしたい時にはこちら。
オーストラリアと日本を舞台に、12 人の登場人物のそれぞれの生活が描かれた群像劇。優しさを感じる描写が多く、本当にココアを飲んだ時のようにホッとした気持ちになれる。寝る前に「読むホットココア」という選択。
本1-3 大竹昭子『室内室外 しつないしつがい』(短文集)
身近にある風景のようで、でもなんだか空想の世界のことを描いているような、室内室外の空間について書かれた12篇の短文集。
私は旅行に行くと、同じ場所に行っても感じ方は人それぞれだな〜〜などと思う。
この短文集ではその「感じ方」が本当に独特で、同じ場所や風景をもし見たとしても、この視点では見れないし、この会話は切り取れないし、この感じ方はできないな、と常に新しい表現や感覚を楽しめる。読むのが勿体無いけど読んでいる。読めて嬉しい。
このあたりまでくると、ほどほどに落ち着いた気持ちになって寝る体勢になってくる。いい夢作りの時間。
めちゃくちゃな漫画を読むとニチャアと口角をあげて「いい夜になりそうだ」みたいな気持ちで寝れるから、ギャグ漫画を読んで寝ている。
本1-4 中村光『聖☆おにいさん』(漫画)
ゆったりフフフとなって寝たい時は『聖☆おにいさん』を読んでいる。シリーズの中からランダムに1冊取って枕元に置いておくだけで、寝る前の読書は安泰。
本当に何回も読んでいるおかげでギャハハハハ!と山賊のような笑い声をあげて読むことは無くなったのだけど、永遠に「フフ」と笑える。過激な表現がないので適度に落ち着いて読めるのもいい。これで寝ることが結構多い。
もっとパンチが欲しくなったら次の本を読んで寝る。寝る前にパンチ?
本1-5 盆ノ木至『吸血鬼すぐ死ぬ』(漫画)
冒頭で挙げていた「漫画の同じ巻を2冊買う人間の文化的活動」でも書いていたけど、本当にこの漫画で永遠に笑い転げている。少なくとも2年前からずっと笑い転げている。ローリンガール。
タイトルの通りすぐ死ぬ吸血鬼が主人公だし、すぐ砂になるし、街は奇人で溢れて治安が悪いし、めちゃくちゃなのだけど、これを読むと元気な気持ちで寝れる。
寝る前に難しいことを考えそうな時は強制的に思考をキャンセルしてさっさと寝付かせてくれる。安眠グッズの域に入ってきている。
上記が寝る前の全て。確かに100時間あった。
今日もきっとよく眠れる。
それでは、また来週。
ー以下、不適合女noteについての謎のご案内ー
不適合女noteについてのNEWなご案内
<来週の運勢を適当に占う機能を実装!>
偉そうに「実装!」などと書いたけど何も偉くない。
noteには「スキ」!という、記事にあるハートマークを押すと作者に「この記事いいですわね!」と伝えられる機能があって、不適合女も本当に嬉しいことに、この「スキ」!をたくさんいただいている。いつもありがとうございます。
私はこの「スキ」を「スキ!」と発音しているので、「スキ」!と表現する。ややこしいことをしている自覚ぞありなん。
そして脈絡もない話だけれど、私は以前から適当なことを言うのが好きで、全然なんの根拠も信憑性もない、もはや占いでもない「適当占い」をしたい願望がある。
話を戻すと、noteには「スキ」!を押していただくと出てくるコメントを編集できる機能がある。なので、私の謎の望みである適当占いの実践と、読んでいただいている方にフフとなっていただけるかな〜〜〜という気持ちで、スキを押すと適当な占いが出てくるようにしました。こんなに真剣に書くようなことだろうか。
画像のような感じで何パターンかの適当な占いが出てくるので、note会員の方もそうでない方も楽しんでいただければな〜と思います。毎週変えます。適当占いへの適当ではないストイックさ。
いつも読んでくださっているのがとっても嬉しいし、大変モチベーションになっています。ありがとうございます!
急に語りかけてくるお知らせでした。来週からも愉快にやっていきます。以上。
それでは改めて、おやすみなさい!また来週。
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