本当に死ぬかと思った話

私は15年以上前から、小学生の頃から希死念慮がある。
それこそ自傷行為と呼ばれるオーバードーズは数え切れないほどしてきた。けれども所詮は市販薬。頑張っても胃に穴を開けれるか開けれないかの程度だった。

大学生になり暫くして突然鬱症状が酷くなったときがあった。毎日眠れず、ずっと希死念慮と不安感に押しつぶされそうで、それでも生きる理由を恋愛や友達などに見出してなんとか生き延びた。

色々あったが社会人になり、趣味もその知り合いも増え希死念慮は完全に消え去ったと思っていた。なんなら死ななくてよかった、生きてて今が一番楽しい、ずっとこのまま生きていきたいとまで思っていた。
けれど希死念慮はそんな簡単に私を開放してくれなかった。
本当に、本当にささいな失恋でいとも簡単に希死念慮が戻ってきてしまった。私は生きてる中で今が一番楽しい。自分でお金を稼いで、自分のために使って、趣味も沢山あって、いくら時間があっても足りない。今がずっと続けばいいとまで思っている。

だけど、漠然とした死にたいという気持ちが私を放してくれない。どうしたらいいのかわからないけれど、ただただ辛くて死にたくなる時がある。

よくわからないが、もともとあった希死念慮が失恋をきっかけに戻ってきてしまった。

別に死にたいと思うこと自体に絶望はしていない。昔からあったものがまた戻ってきただけだから。
でも今回はいつもより質が悪い気がする。
というのも、先日元バイト先とその関係者の人達とお酒を飲んだ帰りのこと。結構酔っ払いながら帰路についていたところ、ふと今なら死ねると思ったのだ。
今だったら〇〇橋(家の近くの大橋)から海に飛び降りられる、飛び降りた方がいい、やるなら今だと突発的な自殺衝動に駆られた。今までもたまに軽い自殺衝動が出たことはあったが、ここまで具体的かつ強い衝動に駆られたのは初めてだった。

その場は何とか家に帰るという選択をし、無事に家に帰ってくることができた。

次の日、前日の自分が恐ろしくなった。私は今本気で死にたいとは思っていない。まだやり残したことも、試したい事も、会いたい人もたくさんある。けれど、あの衝動にしたがっていたら。何もかももうどうでもよくなって身を投げていたら。突発的な衝動に従って行動していたら。
きっと遺書も何もかも残せないまま死んでいただろう。
けど、いつまたその衝動に駆られて、実行に移そうとするかわならない。

もしかしたら私は近い将来自殺してしまうかもしれない。その時もし遺書も何も残せなかったら嫌なのでこのように文に残しておこうと思う。

誰かが自殺を図ると周りの人間派しばしば気付なかった自分を責めることがあるが、あれは誰も悪くない。強いて言うなら自殺を図った人間以外誰も悪くない。それはそういうものなのだ。だれかが責任を感じる必要なんてこれっぽっちもない。ただ、生きて。みんなは幸せになって。

私に何があっても自分を責めないで。
悪いのは私だけだから。

お酒ってこわいなあ。


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