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二月宇宙へ

2500万で宇宙へ。
 
私は自問する…
費用と熱望の落とし所を…。
 
2人乗りのコックピット。
操縦士と私。
 
成層圏までは2時間。
人見知りエンジン全開。
 
何か気の利いた話…した方がいい?
それとも宇宙ネタを尋ねた方が…。
 
やばい。
出発10分でもう話題がない。
 
そうだこんな時はスマホ。
サブスクで…あれ?Wi-Fiのエリアって…。
 
長い長い沈黙。
 
ただ外を眺め、
「高い」「綺麗」で誤魔化してる私。
 
そして成層圏に到着。
 
これから1時間の滞在。
上昇中にもう充分見たけど…。
 
やっぱりWi-Fi入らない。
私がやれることは撮影だけ…。
 
操縦士さんと、
すでに20枚以上は撮った…。
 
帰りの時間は?
1時間…さらに?急降下じゃなくて?
 
急に…尿意が…。
支給されたオムツは履いてるけど…。
 
なんか体験したことない感情が…
隣に人がいる状況での羞恥心…ハンパない。
 
そして安堵の瞬間。
着いた。
 
出迎えた人の笑顔の中、
私は鼻をひくつかせ足早にその場を去る。
 
私はカレーメシを食べながら、
宇宙を妄想してるくらいが丁度いいんだな…と。
 
そんなことを考えながら、
お湯を注いでいる自分を妄想した。
 
 
みなさんは是非、
楽しい宇宙旅行を。
 
 

この話はフィクションです。
ただの私の妄想です。

お疲れ様でした。