6つのステップで考える、広報戦略の組み立て方
広報の必要性を感じて、プレスリリースの配信やSNS・ブログの発信を始めたものの、気づいたら数ヶ月で更新が止まっていた……というケースは少なくありません。
また、更新自体は継続できているものの、目標を見失ったり、成果がわからずモチベーションが下がったりしてしまうことも。
広報がぶつかりやすいこれらの壁を乗り越えるためには、「戦略設計」が必要です📝
今回の記事では、これまで50社以上の広報支援を手がけてきたフリーランス広報ユニット「ふたり広報」が実践している、広報戦略の描き方をお伝えします。
広報に戦略が必要な理由
効果的な広報活動を行うための鍵は、目的の整理と戦略方針の設計。まずそれらから考え始めることで、目的に向かって着実に広報活動を積み上げていくことができます。
広報施策は、社内・社外・メディアに向けて幅広い選択肢があります。
だからこそ優先順位をつけて施策を実行していくためにも、会社のフェーズや今の課題にあった「戦略」を組み立てることが欠かせません。
広報戦略設計の6つのステップ
わたしたちの広報チームでは、6つのプロセスで広報戦略を考えています。
①ヒアリング
まずは、経営者・担当者の方に対して、経営目標や広報課題のヒアリングを行います。現在の状況でなく、1年後、3年後など今後の目標や理想の状態の目線合わせをすることもポイントです。
また、営業や採用など各部門における課題・ニーズも把握します。
②リサーチ・分析
ヒアリングの情報をもとに、自社の強みと市場環境の分析を行います。(SWOT・3C・PEST分析などのマーケティングフレームワークを活用することもおすすめです◎)
コーポレート広報・サービス広報・採用広報・メディア運営など目的に応じて、参考となるベンチマーク企業も徹底的に分析します。
③ペルソナ・コンセプト設計
リサーチによる分析を踏まえて、具体的なターゲットイメージとして「ペルソナ」を言語化します。
また、広報コンセプト(もしくは媒体ごとのコンセプト)のイメージも固めていきます。
④コンテンツ設計
コンセプトを軸に、具体的なコンテンツ設計に移ります。PRバリューや効果を整理した上で、How(媒体)とWhat(コンテンツテーマ)を整理します。
企画時には、なるべく多くリストアップし、優先度をつけて着手する順番を考えると、スムーズに運用することができます。
⑤KGI・KPIの設定
成果が可視化しにくい広報だからこそ、KGI・KPIはしっかりと設定するようにしています。
プロセス、アウトプット、アウトカムの3つの評価指標を活用することもおすすめです。
▼より具体的な目標設定方法についてはこちら
⑥届け方のデザイン
作って終わりではなく、届けるところまで責任を持てるよう、SNSを含むさまざまなチャネルを活用して、どのようにターゲットに情報を届けるかという具体的な部分まで考えます。
こうして作り上げた広報戦略を実行→振り返り→改善し、PDCAサイクルを回すことで、目的に沿った広報ができるようになります🙆♀️
悩んだら、「ふたり広報」の広報戦略プランを
広報戦略は、広報活動の肝でありながら、特に難易度が高い部分でもあります。
そこで、ふたり広報では、ご紹介した6つのステップを通じて、約1ヶ月間で自社の指針となる広報戦略を作り上げる「広報戦略プラン」をご用意しています。
など、さまざまなニーズに寄り添い、オリジナルの広報プランを作成します!またその後の運用フェーズの伴走支援もありますので、ご安心ください。
▼詳しい事例はこちらの記事でご紹介しています。