難しいことはわからないが…
先日、ようやくブラッドランドを読み終えた。
・人の心理は、個が集団となったときに、良心というハードルが低くなる。
・ヨーロッパの歴史は根深い。
思ったより根深く、もっと前の中欧史と東欧史を知る必要がある
・ユダヤ人以外のポーランド人の犠牲となった人が数が多すぎる。
インテリや軍人を虐殺して、その国の国土と国民を自分の国の利益、、自分の利益のために働かせる…なんていうこと。
・途中から、犠牲者の数字が多すぎて、思考が停止状態、ひたすら数字を目で追うようになる。いつ終わるのだろうか、この惨劇はと思いながら、ページをめくる。
・ときどき、挿入されている犠牲となった人のエピソードから、数字の数だけ、命があり、人生があったことに気づかされる。
・生き延びるために、ナチスかソ連かどちらか選ばなければならない。その結果、同胞を追い詰めることになる。悲惨。
とにかく重い。
気持ちも重くなり、何も考えない、ただ、ノルマをこなしている感じになっていく。
そして、人は、生きていた時代の常識とそのときの正しいと思われる価値観から逸脱して生きることは難しいということ。
「どうして何もしなかったのだ」「なぜ逃げなかったのか」と
いう思う時もあるが、
私が、その時代に生きていたら、
自分の日常が続いている限り、サインがあったとしても打ち消してしまい、見ないようにするだろうし、また、銃を向けられたら恐ろしくて何もできないだろう。拷問も受けたくないし…。萎縮して目をあわせないように、身体を小さくして目立たないようにするだろう。
常に緊張感が感じる。
次の日も迎えられる保証もない毎日。
耐えられないな。
コロナ前は、退屈な日々が続いていることの有難さに気づかなかった。
今は、どこかで緊張状態。
これ以上、世界が混乱しないように祈る。
更に、中欧史及び東欧史にはまるか、
ここは、「希望の歴史」を読んで、希望を得るか。
宇宙人好きな人から勧められた本を読んでみよう。
皆既月食を観る前は、宇宙人の話をしている人がいると、ドン引きしていたが、なぜだか、今は、すんなりと入ってくるようになってしまった。
その方からのおすすめ本は、Mr都市伝説とバシャールとの対談。
さて、どんな世界が待っているのか楽しみである。