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本業への副業申請体験談 ルール?周囲の反応は?
こんにちは、ちょんちょです。
育休復職から早5か月。
すこし落ち着いてきました。
復職後、社外活動はほとんどできていなかったのですが、この度、ぜひ業務委託で参画したい案件があり、本業の会社へ正式に副業申請をしました。
副業をやっておられる方の中では、「伏業のままでいくのか、正式に申請するのか」迷っておられる方もいらっしゃると思います。
一例として、私のケースを書いてみようと思います。
副業申請有無の基準 勤め先の場合
勤め先では副業自体は禁止ではありません。
副業をする場合は、申請が必要ですが、副業すべての申請が必要なのではなく、申請が必要な条件は以下の通り決まっていました。
・労務提供型
・反復継続性がある
・営利目的である
例えば、投資やメルカリでの少額取引は、申請対象外になります。
私の場合、これまでは「反復継続性はない」ということで申請対象外と考えていましたが、今回黙って業務委託契約を結ぶのは憚られるので、申請を決意しました。
副業申請のメリット
副業申請をしてよかった点を、2点挙げてみます。
1)リスクチェック
勤め先では副業のリスクチェックの仕組みが入っていました。
システム上で、副業先名と業務内容を入力すると、以下のようなリスクチェック結果が数日で返ってきます。
✔︎反社関与
✔︎競合関係
✔︎発生しうるリスク事例(本業先の情報漏洩・ブランド損失、本業で得た情報や人脈の利用etc)など
勤め先では、例えば情報漏洩リスクが起こってしまった場合、副業申請している案件であれば、会社が被る被害は勤務先が入っている保険金支払の対象になります。
個人での賠償責任など逃れられない部分もあると思いますが、万一に備え、リスク低減できる点は正式に副業申請してよかったと感じました。
また、ひとりでは想定できていないリスクもあったので、第三者視点で改めて、注意点を認識できたことはよかったです。
2)隠し事がなくなる
申請したことで、社外活動について、本業の中でも、周囲に隠さなくてもよくなり、話したければ話せるようになりました。
(自分からは基本おおっぴらには話さず、後輩など相談を受けた際のみ情報提供しています。)
なんとなく感じていた、後ろめたさがなくなり、スッキリした気持ちにはなりました。
この2点以外は、特に申請したことでのメリットは今のところ感じていません。
副業申請のデメリット
申請は書類ベースなのですが、直属上長の事前承認が必要でした。
直属上司の方は、新しいことにオープンで、「いまはそんな時代でしょ」とすぐに賛成してくれました。
念のため部長にも話しておくことになりましたが、この交渉が難航しました。
部長は社外での活動には消極的で、前例が少ないことからもいい反応がもらえず、その上の統括部長にも直属上司の方が掛け合って下さり、なんとか申請OKとなりました。
副業の存在を公にしたことで、「本業に100%の力を注ぐ気がない者」として、マイナスに捉えられているかな…というのは、少し感じているところです。
「本業先ではもう頑張る気はないのかな」とネガティブな印象を持たれないように、申請したからこそ、本業に手は抜けないなと感じています。
最後に
今回申請をしたことで、副業はまだまだ世間的(勤め先?)には、ごく当たり前の価値観ではないなと実感しました。
直属の上司をはじめ、せっかく後押ししてもらったので、あとは前に進むのみ!
本業に還元できるメリットも実感してもらい、後に続く方の活動も認められやすくなるよう、副業で得る知識や経験は、本業でも積極的に活かしていこうと思います。
本業、副業といい循環が回せるよう、交わる点を考えていきます。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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