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「こうあるべき」はもういらない

3年前の私の手帳の走り書きです。


「次郎(仮名)の表情がやわらかくなっている。
三角座りで動かなくなってしまうことがなくなった。

とにかくイヤなことから逃げたい
学校がイヤ、勉強がイヤ、部活がイヤ、全部がイヤになってしまった。
無理させてしまった。

がんばれ、がんばれ、
できているよ、もっともっと
ってさせてしまった。
その結果、動けなくなってしまった。

今まで学校に行きたくないなんて言ったことない子が朝起きなくなり、ギリギリの登校、そして休みたがるようになった。

助けを求めていたのに、助けてあげなかった。
次男もって思いたくなかった。
大丈夫だろうって、願望で。
ずっと一人で頑張っていたんだよね。
無理させてごめんね。

でもそんな風に風船を割ったようにしてくれたおかげで周りも変われた。
私も行動できた。
それにより次郎はみるみる変わってくれた。
親が変われば子も変わる。

今まで次郎を見ていなかった。
中学1年生というものさしで次郎をはかろうとして、勝手に決めつけ叱って申し訳なかった。
背負いきれなくなっていることに気がつかないふりでどんどん重くしてごめんね。
自分を大切に思う気持ちを奪おうとした。
最悪な親。
ごめんなさい。

考えることから逃げずに向き合う。
現実から逃げずに認める。
そしてひとつずつ解決していく。
いっこずつ積み上げる。
困っていること解決していこう。
自分の人生をコントロールできる人間になるよう進んでいこう。」




こんな風な親子が、たくさんたくさんいるんだろうなって思います。
親も子も、苦しまないでほしいです。

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