サラバ!を読んで

みなさんは、西加奈子さんのサラバ!という小説を読んだことがありますか?2014年の直木賞にもなった小説です。
私は、この作品を読んで衝撃を受けました。物語に入り込みすぎて分厚い下巻を約2時間で読み切っちゃいました!
読み切って5分以内に書いたフレッシュな感想を載せるので
ぜひ読んでみてください。⚠感情に任せて書いているので、文ははちゃめちゃです。
感想を読む時に必要な知識として、貴子:姉(変わっていて、不満オーラをいつも出している) 歩:弟(姉を見て、普通に生きたいと思っていた)

ただただ圧倒されて何も言えなくなる。そんな本だ。
自分の信じるものがある人は、前を向いて生きていける。
貴子は、少女時代「自分の信じるものは何?」と右往左往して生きてきた。その態度は周りの者を困らせたがそれはのちに、周りにいい影響を与えたのだと思う。
歩は、少年時代は受け身で姉や家族と距離を取り生きていた。学校でのステータスは高く歩自身も自分の明るい未来を信じていた。
しかし、実際そうではなかった。いつも周りの人と比べてばかりだった。自分の彼女がきれいでないことに不満を抱き、親友の結婚を喜べなかったり。自分の信じる人が見つかりこざっぱりした姉は、「歩は幹がない。信じる者がない。周りと比べてばかり」という。
私は、このことから誰しも一度は、貴子や歩のように暗黒時代があるものだと思った。自分がしたいことが分からなかったり、信じる者がなかったり、理想と現実が違ったり。
そこで、自分と向き合える人が幸せになることが出来ると思った。
だが、自分だけでも幸せになると決め、夫がいるのにも関わらず何人もの男性と不倫をしたという母。これは、周りの人の気持ちを考えなさすぎだなと思った。
けど、自分が幸せになるんだったら周りに目もくれないくらいでないと、しあわせにはなれないのかもしれない。
しあわせになるのには、決意がいるということだ。
貴子のように幼少期に、自分が信じる者は何かとさまよう人もいるが、大人になって歩のようにさまよう人もいる。
だから、今上手くやれているようなひと(学生時代の歩のように)もいつの日かさまよっちゃうときが来るのかもしれない。
いわゆる世間一般の幸せと、自分の幸せを同じと考えないこと。たくさん悩むこと。これが今の自分にできることかなと思った。
しあわせと、不幸はみんな同じ数あるような気がする。
私は、学生時代のイケイケ受け身な歩よりももがいている歩の方が良いなと思った。

終わりです。読んでくださった方ありがとうございました。
読んでくださった方には、幸運が訪れます🍀

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