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元デザイナーがマーケティング企業に転職しての1年を振り返る~#02 箱に入ったDM? 紙封筒だけじゃないDMの形状いろいろ~
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角二!長三!
A4!A3!ハガキサイズ!
長いこといろいろな制作物のデザインをしてきたのですが、制作物の紙のサイズは大体そんなところ。
紙の種類は知らないままの時も多いけど、たぶんコートかマットコート。
厚みは全然分からないので印刷会社さんにお任せ〜
そんなデザイナー時代。
私はデザインがよければ、紙やサイズなどの仕様については正直「なんでもいい」と思っていました。
というのも、デザイナーは仕様が決まってから依頼を受け、その仕様を活かした制作することが多いからです。
ところが、フュージョンでのDM制作では、そういったよくある形状の概念は捨て、自由にDMの形状の仕様設計を行うところから始まります。
この連載では、グラフィックデザイナーからマーケティング企業のフュージョンに転職して1年が経った、クリエイティブチームのとみたまいが、入社後1年間の仕事を振り返りつつ、フュージョンのクリエイティブについて紹介します!
DMを捨てられないために、形状で差を付ける
DMを作るのに重要なことは、まずは「捨てられずに開封されること」。
「DMメディア実態調査2021」によれば、世帯に届くDMの開封率(閲読率)は67.6%とのことで、3分の1程度は捨てられてしまうとのこと。
(参考)「DMメディア実態調査2021」報告(要約版)」
https://www.jdma.or.jp/upload/research/20-2022-000021.pdf
そのために、封筒にキャッチーなコピーを載せたり、見てもらえるようなインパクトあるデザインにするということはよく用いられる手段ですが、フュージョンでは「形状で差を付けて開封率を上げる」ということも得意としています。
例えば下記の事例のように、立派な箱に入れたリッチなDMが最近の事例ですが…
箱以外にも、形状の工夫はいろいろ。
例えば、下記はふるさと納税を意識して、ダンボールに入れたDM。
トレーシングペーパー、正方形の封筒で、ノベルティが見えるものもインパクトがあります。
こちらは、透明のケースに「メタボ腹」型冊子と、メジャーを模した紙帯、本物のメジャーも入れてしまうこちらも売上が前回の191%アップしたとのこと。
立体の箱ではなく、紙封筒でも、このような扉が開くギミックを用いて、実施効果を後押しするクリエイティブが生まれます。
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変わった仕様のDM制作の注意点
フュージョンではいま「箱型などの変わった形状のDM施策をやりたい!」というご依頼を多くいただいており、さまざまな形状のDMを企画・制作しています。
私も特殊な形状のDMを企画・制作進行していますが、通常のDMよりも複雑なので一筋縄ではいきません!
いろいろなことに注意しながら進めています。
「特殊な形状・封入・封緘などでの慣れない作業であるがゆえ、制作に携わる担当者間でしっかりと認識をすり合わせる」
「なるべくテスト品を作ってイメージしてみる」
「郵便規定をしっかり調べ、配送トラブルを未然に防ぐ」
などが大事だなと感じています。
変わった形状のDMは、そのインパクトの高さから、見た相手に興味や関心を持たせて開封させる力が強く、また保存性や回覧性が高いため、送付した企業・サービスの、送付先での認知度・理解度向上に大きく貢献しています。
開封率が高いDMの企画や制作が気になったら、ぜひご相談くださいね!
こちらのフュージョンマーケティングコラムもあわせて参考にどうぞ↓
第1回「#01「デザイン」に「マーケティング」を足すとどうなる?」もぜひどうぞ!