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フュージョンに転職して感じた「ハイブリッド勤務」の良いところ
3月にフュージョンに入社した人事・広報・総務チームのホソミが、
「ハイブリッド勤務」(現在は週4出勤、週1在宅勤務)のフュージョンの良さを、入社者目線と人事目線の2つからお伝えします。
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1.入社初期は対面機会が多いと安心する
ワクワクだけでなく不安も感じる入社前。
「どんな人がいるんだろう」
「スムーズにコミュニケーションとれるかな」
など、新しい同僚との関係に不安を覚える人もいるのではないでしょうか。
オンラインで関係を築きながら働くことに苦戦した前職時代
私は、前職時代に入社3日でコロナ感染拡大防止のため在宅勤務となりました(後に出社か在宅の選択制へ移行)。前職で担当した業務の多くはオンラインで完結できる状態になっていたものの、入社当初はどうしても部署内外のメンバーに聞きたい質問や疑問が次々と頭に浮かびます。
その度に電話やオンラインMTGで聞けると良いのですが、物理的に相手が対応できない場合も珍しくないですし、相手が"今"何をしているか見えない分、「お忙しそうだな」と無駄に遠慮してしまうことが私にはありました。
また、チャットでやり取りすることにも難しさを感じました。内容によってはなぜそのような質問をするかの背景も詳しく説明する必要があり、文章を考えるのにとても神経を使う。そして、相手からいつ回答をもらえるか分からない状態だとソワソワして他の業務に手がつかない。相手の文章のトーンから感情が読みづらいときには、必要以上に表現や内容から悶々とする。
会ったことのない人とオンライン上でゼロから関係を築きながら一緒に働くのは難しい…
そんな経験を思い出しながらフュージョンへの入社を迎えました。
フュージョンで感じた安心感
フュージョンに入社して2か月弱で感じたのは、同僚と直接顔を合わせながら働くことの安心感です。具体的には以下の(再)発見がありました。
●表情の変化や話すスピード、他の人とお話しされている時の様子などを通して相手のお人柄が分かりやすい
●「こんなこと聞いていいのかな」「この前聞いたばっかりだな」の質問をしやすい
●聞きたいことや疑問点を鮮度の高い状態で聞きやすい
●忙しそう、不在などの相手の状況が分かるため"いつ回答をもらえそうか"が分かりやすい
●前職の入社初期にチャットで10分かかっていたやりとりが1分で済む
●相手と共通認識を持てているかをその場で確認しやりとりできる
(相手の回答内容・表情・仕草を見聞きしながら、質問内容や話すスピード、補足する情報などを調整できる)
直接顔を合わさずに働くことが日常になるまでは、気が付かなったものばかりです。そして、これらの中には、フュージョンの組織風土やその人のお人柄があるからこそ、感じられたものもあるように思います。
(例.いつも手を止めて話を聞いてくれる/質問をしやすいような雰囲気を作ってくれる/小まめに声をかけてくれる/など)
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2.集中してインプット/アウトプットしやすい
出社してオフィスで対面コミュニケーションをとれることは、入社初期の安心感を生むことや不要なストレス回避につながると思います。
一方で、出社すると電話・来客対応、他部署からの問い合わせ、宅急便や郵送物の受け取り配布など突発的に生じる対応でやっている仕事がぶつ切りになってしまうことは珍しくないのではないでしょうか。
私は、インプットやアウトプットのどちらも在宅の方が集中しやすいです(このnoteも自宅で書いています)。まとまった量のインプットやアウトプットは一気に仕上げてしまう方が効率が良いと感じます。とはいえ、完全在宅勤務では、先ほど挙げていたようなコミュニケーション上の難しさが生じます。
そのため、週4日出社・週1日在宅の割合が、程よくメリハリをつけられて自分には合っていると感じます。
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3.社員の様子が分かる(人事目線での良さ)
他の社員に対面できる機会があると安心するのは、入社者目線だけでなく人事目線でも言えることだと思います。新入社員も含めて社員一人ひとりの様子から組織全体の状態を把握するのは、人事の大切な役割の一つだからです。
オンラインだけでは"社員が話していないこと"は分からない
ところが、人事として社員の皆さんの声を受け止めたり、日々の皆さんの様子を見聞きしようにもオンライン上ではどうしても限界があることを前職時代に感じました。
私の前職はコロナ禍を契機に出社と在宅の選択制になり、その結果として9割以上の社員が在宅勤務する組織になりました。そのような状況で、たとえば社員の皆さんに小まめにオンライン上で「困っていることや望んでいることがあるか」と尋ねて、「大丈夫」「特にないです」と回答をもらったとしても、ほんとにそうなのかはその回答だけで判断できないのではないでしょうか。なぜなら、本人も困りごとに気づいていないケースや、関係性によっては相手に望みを直接言い出しにくいケースがあるからです(同様のことは組織サーベイにも言えるかもしれません)。
同じ空間で社員と関わることの大切さ
では、社員の皆さんの話したことだけでなく"話していないこと"を知るにはどうすればよいでしょうか。私は、同じ物理的な空間で社員の皆さんの日々の様子を見聞きすることが大事なのではないかと考えています。
オフィスで何気ない立ち話をした時・挨拶をした時に、相手の表情や声の大きさ、仕草などを通して言葉以外からその方の変化を想像することができると思います。人がコミュニケーションを図る際には、言語情報(話している内容)以外の聴覚・視覚情報が大きな影響を与えるとも言われています。そして同じ聴覚・視覚情報であっても、リアルとオンラインでは得られる情報量に差があるように思います。
そのため、人事として日常的に社員さんの様子を知る上で、また自分自身が入社者として実際に感じたように新入社員が組織に馴染みやすくする上では、組織として社員同士のリアルコミュニケーションの機会やそれを代替できる仕組みを作っていくことが必要なのではないでしょうか。
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むすびにかえて
ワーケーションや居住地の自由に代表されるように、コロナをきっかけに働く場所や方の選択肢が社会的に増えています。その中で、会社としてリアルコミュニケーションの場をどう設定するか、あるいはそれに代わるようなコミュニケーションの機会をどのように作っていくか、今後も人事の立場で考えていきたいと思います。
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4.おまけ:フレックス×在宅勤務は子どもの行事に参加しやすい
更に!ハイブリット勤務にフレックスタイム制が掛け合わさることによる良さを実感したことがありました。それは…
子どもの学校行事に参加しやすい
です。
就業時間が固定されていると、休みを取らない限りは日中に行われることの多い学校行事には参加できません。3月に入社して間もない私が、子どもの入学式と授業参観という家族のビックイベントに参加できたのは、「フレックス×在宅勤務」のおかげです。
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