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多角的と多面的の違いを知っていますか

先日友人と会食していた際、4月から高校に入学した娘さんが、
学校から「文系か理系どちらにするか決めなさい」と言われたそうです。
そんなに早いの!?まだ入学して一か月なのに!?と大変驚きました。

また、大学の学部の全分類が一覧となった円盤型の図を渡され
興味を持つ学部から逆引きで文系理系を決めましょう
との案内があったそうです。
高校に入学した瞬間から大学の学部を意識させる取り組みも凄いと感じました。

さらに、円盤で自分が興味を持った学部から真逆にある学部も調べてみましょう とアドバイスがあったそうで(その娘さんは真逆が農業工学で、全く知らない世界)、近視眼にならずに多角的に考えることを促す
工夫がされていることにも驚きました。

多角的な思考や多面的な思考を訓練していくことは
マーケターとしても非常に重要なことの一つ
です。

ちなみに皆さんは多角的と多面的の違いを説明できますか?

例えば「農業」を例にとって考えてみましょう。
多角的は、一つの物事をあらゆる角度の立場で考えることです。
・農家にとっての農業
・JAにとっての農業
・消費者にとっての農業
・役場にとっての農業 など
それぞれで感じていることや考えも違うでしょう。

多面的は、一つの物事をあらゆる側面で考えることです。
・地理的要素から見た農業
・社会的意義から見た農業
・経済面からの見た農業
・仕事面から見た農業 など
ぞれぞれの面で考えることで違う気付きを得られますね。

 多角的、多面的に考える事は「思考の深さ」を生み出していきます。
当社はマーケティングを通じた問題解決の企業です。
悩みを相談してくれるパートナーシップこそが
フュージョンの仕事のやりがいの心棒でもあることを社内でよく話しています。

多角的にクライアント側の担当者の立場になって考えたり、
顧客、消費者、生活者として考えたり、
同じ業界のライバル企業だったらどうするか考えることは
マーケティングの基本いわゆる3Cです。

また、売上アップしたい商品やサービスについて
製品の魅力、価格、販路、プロモーションの仕方など
多面的に考える、これは同じくマーケティングの基本4Pですね。
マーケティングの基本を学べば自然と
多角的、多面的思考は訓練されていきます。

最後に、新卒研修が現在も進んでいます。
研修内容を改善しているのが過去の新卒メンバー中心ということで
タスク管理法やPREP法などカリキュラムが
この数年入社してから必要と感じたことを注入してくれています。
とっても濃い内容と感じています。
互いに教えあう文化、ピアラーニングは当社の特徴的な社風の一つです。
これからも大事にしていきたいです。

ゴールデンウィークに行ったニセコ羊蹄山の写真です。
まだ雪が残る雄大な羊蹄山と
桜が咲き誇るニセコの景色は今年も綺麗でした。

Think out!
最後まで読んでいただいてありがとうございます。

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