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データ・テクノロジ・クリエイティブを融合する~掲げるVisionに由来する「垂直統合型事業」
先日、北海道大学大学院で一枠講義をしてきました。
北海道IT推進協会プレゼンツで、8名のIT企業経営者がリレー形式で
創業エピソードから現在の事業、経営戦略などを講義しています。
私からは、創業から東京進出、IPOとこれから、
主力事業であるCRMについて、マーケティング伴走支援の仕事の進め方などを伝えつつ、最後に当社の特徴の一つである「垂直統合型事業」について話をしました。
皆さんは「垂直統合」という言葉をご存知でしょうか。
経営学で学ぶ言葉の一つです。
垂直統合とはサプライチェーンの異なる段階(上流や下流)を
1つの企業が管理・運営することを指します。
マーケティング支援会社では、調査から企画、実行、効果測定まで
一貫してサービスを提供することが、垂直統合の例です。
垂直統合経営の対義語は「水平分業」です。
水平分業は異なる企業が各工程を分担し、
協力しながら製品やサービスを提供する形態を指します。
当社のWEBサイトにも「会社の特長・他社との違い」として掲載しており、戦略から戦術までワンストップで支援可能とする
垂直統合型事業を行う当社と、
それぞれの専門分野に領域を絞り込み水平分業事業をしている
他社との違いを図で表現しています。
垂直統合と水平分業はどちらが正しいといった話ではありません。
それぞれGoodとMoreがありますし、環境によって変化するものと考えています。
現在の当社は、Good>Moreなので垂直統合型事業を志向しています。
「なぜ垂直統合なのか」という問いに対してはいくつかの答えがあります。
➀差別化、異質化戦略として
・一貫性やスピード感を価値に転換し、
専門会社の取引が多い大企業にとって、他社企業との違いを生み出すため
・採用難により担当者に余裕がないクライアントにとって、
複数の会社に同じオリエンテーションをすることは
コストが大きいと感じているため
1社が一貫してサービスを提供する垂直統合は
クライアントからすると、「頼みやすい、手間が省ける、何でも相談に乗ってくれる」と感じていただけていると考えています。
②クライアントが支援会社に求める問題解決力の高度化に繋がる
・複雑、高度化する課題に対してワンストップで解決する体制を創るため
・リアルタイムで全体俯瞰ができ、課題を吸い上げる能力を高めるため
・プロセスを一貫して依頼することで
中間コスト削減やスピードアップを可能にするため
・クライアントのビジネス理解や施策の精度向上による品質を上げるため
・全体最適を見据えた提案と実行、検証、評価の実現をするため
クライアントからすると本社と支社、ブランドとマーケ、営業とマーケなど
部署を跨いだ提案や、調整のサポートなど相手の立場で考える姿勢が
見えない価値を感じていただけていると考えています。
当社はフュージョン=融合がテーマの会社です。
Visionも「データ・テクノロジ・クリエイティブを融合し、
意味のある顧客体験を生み出す、マーケティングカンパニー」です。
自分達が目指す姿を定義したVisionによって
おのずと垂直統合型の事業になったのだと思います。
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札幌は雪まつりもスタートしています。
写真は北海道大学植物園の朝です。
夜に雪が降り、晴れた朝は綺麗な景色が広がります。
Think out!
最後まで読んでいただいてありがとうございます。