「会社主体ではなく、個人の幸せから逆算するから成長できる」株式会社ハクシCOOが語る“成長”に必要不可欠なこと
「人の心をくすぐるクリエイターたちが集まるアトリエ」をコンセプトに設立された株式会社ハクシ。
クリエイター・ぶんけいさんを筆頭に映像制作や企画を手掛けているハクシですが、実はCOOである井上光は、FUSIONの一員でもあるんです。
日々会社経営や映像制作に駆け回りながらも、「武者修行がしたい」という想いでFUSIONに訪れたという彼。1年間FUSIONで仕事をするなかで得られたものとは。
井上光(いのうえ・ひかる)
学生時代よりCMやMVなどを始め、さまざまな作品にプロデューサーとして参加。その後、ぶんけい、オカダと共にハクシの前身となるトウメイモードを設立し、全部門を統括するCOOを務める。2021年3月にFUSIONと業務委託提携を結ぶ(Twitter:@627ll)
大学在学中に起業。イチから武者修行するためにFUSIONの門を叩いた
ーーまず、井上さんのこれまでの経歴について教えてください。
僕はもともと映像の勉強がしたくて、大学では映像学を専攻していました。ただ、入学と同時に入った映像制作サークルがすごく刺激的で…!
インディーズバンドのMVなどを制作したり、カメラマンやプロデューサーとして携わっていくなかで、どんどん映像制作にのめり込んでいきました。結果、取得した単位は2年間で11単位。
当時から「好きなことで食べていけたらいいな」と思っていたことや、大学の先輩を通じて有名なディレクターさんのもとで学ばせていただいていたこと、そして大学時代から少しずつ稼げるようになっていたこともあり、思い切って大学を辞めて、映像制作会社を設立しました。
MVやテレビCMなどの制作をするほか、プロデューサーとしてパオパオチャンネルの立ち上げなどにも携わりましたね。
ーー会社として成功を収められているように感じますが、そこからなぜFUSIONに入ろうと?
映像制作会社として仕事をするなかで、どんどん企画や提案のスキルが求められるようになり、事業をグロースさせる必要性が高まっていくなかで、自身のスキル不足を痛感することが増えていきました。
当時は代理店と一緒にお仕事をさせていただくことが多かったのですが、そこで気付いたのが、代理店の知見が僕にも会社にもないということ。そこで、イチから武者修行させていただきたいと思い、2021年3月にFUSIONの門を叩きました。
ーー武者修行! 前田の反応はどうでしたか?
「いいですよ〜」と受け入れてもらえました(笑)。当時はFUSIONも5人ほどで、かなり人数が少なかったので入らせていただきやすいタイミングだったのかもしれません。
ーー実際に武者修行というのはどのようなことをしているんですか?
ビジネスパートナー(営業)としてお客さんに向き合い、案件を進行していくのがメインの仕事ですね。企画から提案、実行に至るまでの実務を担当しています。メンバーにバックアップをしていただきつつ、案件ベースで学ばせていただけるのでありがたい環境ですね。
業務委託だからこそ実現する、仕事上での相乗効果
ーー実際に働いてみてどうですか?
業界未経験ということもあり、よく先輩に泣きついていることもあります。自分の会社では経営者として構えていなければいけない立場なので、「泣きつける」環境があるのはすごくありがたいなと思っていて。
もちろん泣きつくばかりではダメですが、会社全体として密にコミュニケーションを取って進めているからこそ、「挑戦してもいいんだろうな」と安心して新しい提案ができると感じています。変に萎縮せずに仕事ができることは、成長に繋がりやすい要因の1つなのかもしれません。
とにかく日頃からものすごく気にかけてくれているんですよ。進捗を確認しながら、わかったうえであえて口出しをせずに待ってくれていたり、実は裏で「井上は業界経験がないので勉強不足なところもありますが、踏ん張る力はあるのでよろしくお願いします!」とお客さんにフォローを入れてくれていたり。
最初は半年間働く予定だったんですけど、自分が成長できているという実感を得られるのが楽しくて、気付けば1年が経とうとしています。
ーーそんなことが! どのような点で成長を感じられていますか?
これまで知らなかったような知識や仕組みを学ぶことはもちろん、クオリティチェックに対する眼が養われた感覚がありますね。
あとは営業の仕方に大きな変化がありました。僕が立ち上げた会社はクリエイター集団なので、「僕らが良いと思ったものをクライアントにお買い上げいただく」という形でやっていました。仕事を振られるルートがある程度決まっていて、「決められた予算のなかで自由にやってほしい」とすべておまかせされることが多かったんです。
なので、予算を確保するために必要な観点や、お客さんが求めているものについて考える思考というのは、FUSIONを通じて初めて得たものかもしれません。
ーーFUSIONで培ったものを実際に個人の会社のほうに輸入されたりも?
自分自身のコミュニケーション方法を含め、会社全体の営業のアプローチの仕方は大きく変わったと感じますね。これまでは僕ら主体でやりやすい提案をさせていただいていたこともあり、「クオリティを上げるうえで、これはマストでやるべきです!」というような、一方的なコミュニケーションになりがちでした。
でも今は、お客さんが求めてるものと、こちらがやりたいこと、双方の想いをどこで落とし込んでいくか、相手に寄り添って中間地点を模索するようになりました。
逆に、自分自身がもともとインフルエンサー事業をやっていたことからアドバイスをすることができたり、動画制作においては工数の逆算や予算を見繕うなど、制作サイドならではの視点で関わることができるので、双方にとってプラスの関係が築けている実感があります。
また、自身は経営者でもあるので、万が一トラブルが起きても、すでに予想がつくことなら予めリスクヘッジしておいたり、臨機応変に対応できるのが強みであり、FUSIONに貢献できている部分だと感じています。
会社の数値目標ではなく、「個人の幸せ」から逆算して働く
ーー1年間働いてみて、FUSIONの魅力はどのようなところにあると感じましたか?
「個人の幸せ」から逆算して仕事を任せてもらえるところですね。未来で実現すべき個人像に寄り添って、今の自分が幸せになるために必要なことを一緒に考えてくれる。
「会社で何百億稼ぐ」という目標があったとしても自分ごと化しづらい反面、FUSIONではそれをきちんと個人に落とし込んでくれるからモチベーションがすごく上がりますね。
たとえば、僕の場合はずっと映像制作をしていたので、媒体知識に疎かったんです。でも、それを身に着けると営業として武器になるとアドバイスをいただいて、配信まわりも触らせてもらったり、勉強する機会を創出してもらいました。
個人の幸せのために成長することが、ひいては会社全体の成長にも繋がる。自分が理想とする場所へ向かうための道筋を、ともに考えてくれるのがFUSIONの魅力だと感じますね。
ーー井上さんは社員ではなく業務委託として入られていると思うのですが、社員と業務委託の差分のようなものを感じる場面はありますか?
基本的に僕はあまり感じていないですね。
僕は会社経営をやりながら業務委託をしているので、午前中は自分の会社の仕事をしてからFUSIONに出社することもありますし、「(個人の)会社が忙しければ相談してね」と言っていただけることもあり、かなり柔軟に働かせていただいています。
その人の求める働き方にアジャストをしてくれる会社なので、双方にプラスになる形で心地よく働けるんじゃないかな、と思います!
(取材・執筆=いしかわゆき(@milkprincess17)/撮影=中澤真央(@_maonakazawa_)
最後に
FUSIONでは、一緒に働く仲間を募集しています。
2022年3月より3期目を迎えるFUSIONでは、新規事業の仕込みも進行しています。復数領域で、仲間を探していますので、是非お気軽にご連絡ください!
求人情報の詳細は、以下をご覧ください。
また、23年新卒を対象に、新卒採用も開始しています。
23卒採用の方針は『第2創業期を支える未来の幹部候補』です。現在、会社説明会を開催していますので、ONE CAREERからご覧ください。
最後までお読み頂きありがとうございました。