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リビングで体が冷たくなるまで泣いていた

何をしても悪いことは全て私のせい
どんなに尽くしても無かった事にされ
私の価値なんてこの家にはどこにもない

負のオーラに満ちた部屋の中で
スマホとテレビにしか興味がない彼が
テレビを見て1人で笑ってる

形だけ立派な家族という名の砂の城
虚しさの欠片をぶつけてしまえば
簡単に壊れてしまう
いっそのこと壊してやりたい衝動を抑えて
リビングのテーブルに突っ伏して
声を殺して涙を流す
こんなこと、飽きるほど繰り返して
なのに全然前に進めない

守るものが悲しまないように
歯を食いしばって、ただ耐えるだけの日々
無駄な時間の浪費
このまま自分が消えてしまえばと
何度も思ってしまう  
このままだと自分の全てが枯れてしまう

日差しで明るかったリビングが
すっかり暗くなっていた
冬のリビングは部屋も体も心も冷え切って
気が遠くなってしまいそう

私はストーブをつけて
温かいハチミツ入りのミルクをゆっくり飲む
ふぅ〜と深く息を吐いて
最後の涙を流す 

カーテンを開けてオレンジ色に光る星に
願いを込める

誰か教えてほしい
どうすれば、この泥沼から抜け出せるのか
幸せに続く道の場所を照らしてほしいと

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