未来の自分が見る夕空は
夕陽に染まったオレンジ色の空と
白と灰色のグラデーションの雲
あの夕陽の下辺りに
あなたの住む街がある
仕事の手を止めて
窓からの風景に
ちょっとだけ時間を与える
今頃あなたは
何をしているんだろう
温かい気持ちと
切ない気持ちが混じり合って
私の心に広がってゆく
一年後の私はいったい
どんな日々を過ごしているのだろう
進まないあなたとの関係は
どうなっているのだろう
近くの公園ではしゃぐ子供たちの声
自分が子供の頃って
こんなに夕空って切なかったかな
ぼんやりとオレンジ色の空を見ていると
近所の家から漂う夕飯の香りを思い出す
あの頃の夕空はきっと
温かくて優しい感覚だった気がする
今の夕空は悲しすぎて
あんまり好きじゃない
未来の自分が見る夕空は
子供の頃のように
温かくて優しくあってほしい
あなたと一緒に夕空を見ながら
何気ない話をして
穏やかな時間を過ごしていたい