「もどかしさ」と「期待」はよく似ている
娘は食い入るような目つきで、カラフルなビーズを見つめている。手はビーズを叩いたり、握ったり。
もっと自由に動かしたいのに、ワイヤーに通されたビーズはなかなか思い通りに動いてくれない。しまいにはワイヤーに噛みついている。
「もどかしいなぁ」と側から見てる者としては感じてしまう。
それなのに、不思議と飽きずに遊んでいる。
そういえば、「もどかしさ」と「期待」はよく似ている。
夢中になってビーズをさわっている娘の姿を見ると、「もどかしさ」よりも、何かに「期待」しているよう。