七五三「撮影トラブル」
七五三のシーズン。
お父さん、お母さんたちがこぞってはないだろうけど、
子供のために「七五三」詣でを楽しみつつ
写真を撮るのはいいけど。。。
近年、子どもの晴れ姿をプロのカメラマンに
撮影してもらうケースが増えその陰でトラブルも頻発しているという。
11月初旬、首都圏のある神社では
おごそかな雰囲気のなか、神前結婚式が行われていた。
雅楽(ががく)の演奏がカメラマンの大声でかき消され、
斎主の祝詞(のりと)も聞き取りづらくなった.
社殿の外ではカメラマンが声を張り上げて、
七五三の子どもにポーズをつけていたのだ。
「うるさい、だまれ!」
新郎新婦の親戚がたまりかねたのか、とうとう怒鳴り声をあげた。
”それはそうでしょうよ!いかにもめでたい席で
雅楽(ががく)の演奏も斎主の祝詞(のりと)も
聞き取れないではムードも何もぶち壊し!
それは誰が見ても起こりますよ。
ほんと、自分勝手としか言いようのないふるまい!”
10年ほど前までは、出張カメラマンによる問題は特になかったという。
ところが、8年ほど前から、「大声を出して撮影する」
「場所を占拠して、他の参拝者に『邪魔だからどいて』と
言い放つ」などの行為が目につくようになったという。
立ち入り禁止の「結界」に入ったり、狛犬に登ったりして撮影するケースもあったという。撮影時に、子どもに吹かせたシャボン玉が他の参拝者の
着物を汚し、トラブルになることも
だが、子どもの「親族」「両親の友人」だと言い張り、個人撮影を
装って規制をかいくぐろうとする輩も居るという。
「プロ」カメラマン急増の背景にマッチングサービス
多くの神社関係者が出張撮影専門の「マッチングサービス」の存在を指摘した。
撮影トラブル急増には、出張撮影が手軽になった
「プロ」カメラマンが急増したこと
神社は「映え写真」撮れる無料セットか
「神社は神聖な場所であるにもかかわらず、いわゆる『映え写真』が撮れる無料の撮影セットのように思っているカメラマンが一部いるように思います」といわれている。
レビューの星の数が命
マッチングサービスではカメラマンは顧客のレビューによる星の数で評価される。
利用者が撮影後に書き込むレビューに、星がいくつつくかでカメラマンの人気が決まる。
『映える写真』を撮らないと星がもらえない。そのために、他の参拝者や神社への配慮が二の次となってしまっているところはあるということらしい。
カメラマン自身が意識してモラルや
マナーをきっちりと守ってほしいものだ。
でもそんなこと言わなくても少し考えれば当然の
義務「当たり前」のことなんだけどねぇ?!