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異常なことをしているという実感

日曜日の稽古を終えて帰宅。急いでブログを書き始める。

何を書こうか。やっぱり、フルタ丸稽古のことだろう。

今週から「ねむる広告塔」の稽古が始まった。稽古場では良いムードの中、作品が立ち上がり始めた。

立ち稽古も始まり、登場人物の動きを確認しながら整理していく。書いた時にイメージしていた物語が役者の身体を通して立体化していく様は作家冥利に尽きる。何度味わっても、この贅沢さには感謝しないといけない。つい先日までこの世に存在しなかった人物たちがいて、そんな人物たちが生きる世界があり、それをある方向へ動かしていく。異常なことをしているという実感はある。普通じゃない。稽古場というのは、いい大人達が集まり、真剣にそんなことをやっている現場だ。現場で足すべきアイデアを思いつき、カットするセリフも見えて来る。何度も一つのシーンを繰り返してみる。登場人物は何度も同じ時間を生きて、同じセリフを言う。いつの間にか、演出家も役者も非日常の中にいる。稽古終了の時間になると「もう、お時間です」と肩を叩かれる。延長できない。最高だな演劇。

「ねむる広告塔」チケットの一般発売が開始しました。有難いことに、すでにご用意できる御席が少ない回もあります。お早めにご予約頂ければ。

→  http://confetti-web.com/furutamaru

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劇団フルタ丸 2021年本公演 
『ねむる広告塔』

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日程:11月19日(金)~21日(日)
会場:APOCシアター


★公演詳細の特設ページはコチラです。


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