三段リーグ振り返り①【後手横歩5二玉力戦】

ちょっと久しぶりにこの戦型↓が三段リーグで現れました。

後手横歩5二玉力戦｜古田龍生｜note

第1図（以下便宜上先後逆）は角交換して▲5八玉（△5二玉）と上がった局面。

第1図

分岐の多い第1図以下、本譜は△3三角▲3四飛△8八歩（第2図）と進んで、一番激しい変化↓に進みました。

第2図

本譜は第2図から△2八歩と打たれて、実戦でも検討でも経験のない未知の局面に突入しました。

とはいえ△2八歩を取る以上に厳しい手は見当たらないので▲2八同銀と取る一手。

本譜は第2図以下、△2八歩▲同銀△8九歩成▲6八銀△9九と▲8二歩△同銀▲8五角△2六飛と進んで第3図。

第3図

△2八歩▲同銀の2手が入っている効果で、1回△2六飛と回られた第3図で▲2七歩と受ける必要があります。
手前側は1歩貰った代わりに右辺が壁形になっていますが、それが後々どう作用してくるかはおそらくお互い分からず手探りで指していました。

第3図以下、▲2七歩△8六飛▲6三角成△8九飛成▲7九金△9八竜と進んで第4図。

第4図

第4図まで、右辺が壁になっている以外は、↑に記載した記事でも触れた変化と同じ手順です。