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Photo by
ジョゼフ・マロード・ウィリアム・ターナー / メトロポリタン美術館
ルイス・フロイスが見た日本 鋭い考察
ルイス・フロイスといえば戦国時代の宣教師。
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彼は日本の報告書をイエズス会へ送っており『日本史』は有名です。そんな彼がヨーロッパ人と日本人のちがいについて『日欧文化比較』という本を書いています。
一体、どのような比較を載せているのか。
「ヨーロッパ人は概して身長が高く体格が良い。日本人は概して身長も体格もわれわれに劣っている。」(『日欧文化比較 大航海時代叢書』ルイス・フロイス、岩波書店、502ページ)
とか、
「われわれの鼻は高く、あるものは鷲鼻である。彼らのは低く、鼻孔は小さい。」(同503ページ)
と、いった感じです。
なるほど。と、読み進めていくうちに、
「こ、これは・・・!」
というものを発見しました。
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「われわれは拇指または食指で鼻孔を綺麗にする。彼らは鼻孔が小さいために小指を用いておこなう。」(632ページ)
ルイス・フロイス、鼻をほじることについて、考察してる!
そこ気になったんだ。
しかも、日本人からすると
「え、フロイス、親指で鼻ほじるの?」
と、いう衝撃に驚く。
フロイスのそれを見た当時の日本人は、さぞ驚いたのではないかと思います。
「え、フロイスさん・・・、親指入るの?」
それだけでキリスト教に恐るべし・・・、と、キリスト教を秀吉や家康が禁止した動機だったのかもしれません。(な、訳はない。)
と、いうか、鼻ほじってるところを人前でやってたのか?当時の日本人。