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【調べてみよう】何℃で淹れたお茶が好き?【日本茶テノチャ】
こんにちは!夏真っ盛りですが、食べて飲んで寝て、元気でお過ごしでしょうか?
子供たちは夏休みの丁度真ん中、外で遊ぶのも危険な温度で、親御さんたちも「どう休みを過ごしてもらおうか」と日々悩まれていることと思います。
そんな中、日本茶テノチャは、先日1日限定でカフェ営業を行いました。
絵本やビジネス書も沢山あり、黒板でお絵かきも描き放題!のとても素敵な会場で、家族で沢山訪問して頂き本当に素敵な時間でした。
次回開催も検討していますので、お近くの方にお越しいただければ大変嬉しいです。
さて、カフェ営業で美味しいお茶の次に喜ばれたのは、子供たちの夏休みの自由研究ネタ「温度で変わるお茶の味。何℃で淹れたお茶が好き?」でした!
「初めまして、テノチャです」の投稿でまとめた日本茶の効能をベースに、子供に(小学校4年生以上かなと思います)、ちょっとした実験と調査をやってもらう内容です。
大学院で日夜実験を繰り広げてきた私が作成したちょっとマニアックな内容にもかかわらず、喜んで頂けて私もとても嬉しくなったので、ここでより分かりやすくしたバージョンを掲載させて下さい!
(家庭で行う実験を前提に、条件などを簡略化しました)
↓ 説明文はこちら ↓ (以降のnote記載分をファイルにまとめました)
温度で変わるお茶の味。何℃で淹れたお茶が好き?
みなさん、お茶(緑茶)は好きですか?
緑茶は中国発祥の飲み物で5千年前の中国の神話の中に出てきます。自然界にある薬を調べる学問「本草学(ほんそうがく)」を始めた人と言われる「神農(しんのう)」がうっかり毒を食べた時に、茶の葉を噛んで解毒(げどく)したと伝えられています。お茶ははじめ「薬」として使われていました。
お茶の歴史
お茶の原産地中国には、お茶の発見が神話として伝えられています。神話の主人公・神農(しんのう)は、紀元前2740年頃に活躍した皇帝。実在が確認されている王朝より前の時代で、三皇五帝(中国を形作った神や聖人)の一人に数えられています。
120歳まで生きたと言われる神農炎帝が山中にお茶を見つけ、その解毒作用を頼りにしていた、そんな伝説があります。
日本では奈良時代(710年~)にはお寺に茶の木が植えられていることが分かっており、おそらくそのあたり(600年代に遣隋使や遣唐使として中国に視察団を派遣しています)には日本に伝わっていたと推測されます。その後、お寺を中心にお茶の木は大事にされていましたが、栄西(えいさい)というお坊さんが中国から茶の種を持って帰ったことをきっかけに、鎌倉時代には武家や貴族の上流階級に広まりました。緑茶の産地当てゲーム「闘茶(とうちゃ)」が大流行するまでになりましたが、熱狂的(ねっきょうてき)過ぎるとして室町時代には禁止されました。
室町時代になると、千利休(せんのりきゅう)がお茶の楽しみ方を日本人の美意識に沿った「茶の湯(ちゃのゆ)」として作り上げ、現在の「茶道(さどう)」として引き継がれました。和室で正座をして飲む、抹茶(まっちゃ)です。
江戸時代には、この茶の湯は幕府の儀礼(ぎれい)に取り入れられ、武家社会(ぶけしゃかい)に定着(ていちゃく)していきましたが、一方で、庶民(しょみん)の間ではお茶の葉を抹茶のように粉にせず、茶葉のまま使う「煎茶(せんちゃ)」、今と同じようなお茶としての飲み方が広まりました。
中国ではお茶は半発酵(はんはっこう:科学的には酸化)させて飲むウーロン茶が主流となり、中国から茶が伝わった他地域では完全発酵させて飲む紅茶となったことから、発酵させずに緑色の茶葉のまま飲む「緑茶」は日本独自の飲料となりました。
お茶の効能
もともと薬であった茶の効能(こうのう)は科学的に解明されてきています。具体的には、茶葉に含まれる化学物質(かがくぶっしつ)が何であるのか、また、その物質の健康効果が何なのかの研究が進められています。そして、それぞれの物質がどんな味を出しているのかについても、同じく分かるようになりました。
そこでテノチャでは、健康的にかつ美味しくお茶を飲むために、代表的な健康効果のある物質をピックアップし、それぞれの味と湯に溶け出す温度を調べました!
![](https://assets.st-note.com/img/1723018765048-ojyVlAywNn.jpg?width=1200)
緑茶の不思議は健康効果だけでなく、その味にもあります。温度で味が変わるんです!
ぜひ、色々な温度を試してみて、自分好みのお茶の味、家族の好みのお茶の味を調べてみて下さいね。
(緑茶にはコーヒーの1/3ほどのカフェインが含まれます。飲む量にはお気をつけ下さい)
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