ドゥアンペン *チェンマイ俳句毎日
【チェンマイ俳句毎日】2024年10月6日
バンコクのプロンポン駅の階段に座り込んでギターを弾いている物乞いの男性がいた。ドゥアンペン「満月」という懐しい曲を演奏していたので、階段を上りながら耳を傾けた。それは私がタイに来たばかりのころによく耳にした曲で(当時でもタイの懐メロだったけど)、故郷を懐かしむ歌詞と美しいメロディとがタイの人々に長く愛されている名曲だ。夜だけど明るく賑やかな都会の駅の人混みにかき消されそうなギターの音に、どこからか笛の音が重なって聞こえてきそうな