【2020年版】面白い記念プロモーションを紹介!〜前編〜
こんにちは!デザイナーのfurukawaです。
今回は各企業で行っている2020年の記念プロモーションを5つ紹介します。
面白かったり、ちょっと感動した企画でした。2020年限定!なので
気になった方は早めにチェックしてみてください。
1.懐かしすぎる!!クスッとしてしまうパッケージデザイン
日清が売り上げ1000億円記念で発売したカップヌードルです。
過去49年間に流行した“懐かしワード”が入った全60種類のパッケージデザイン。『カップヌードル』のロゴタイプを使っているので、ぱっと見ではわかりづらいのですが、近くで見ると懐かしいワードが入っています。
出典:https://www.cupnoodle.jp/
並べるとインパクトがすごいです。
下の方のパッケージになるとだんだん意味がわからなくなってくるのですが、個人的には4段目あたりがグッときました。
当時流行ったワードを入れることで、ついつい購入してしまい、
どの世代にも対応できているプロモーションです。
家族や友達とのコミュニケーションツールとしても良いですね。
2.みんな大好きなあの子も、もう50歳でした。
ドラえもんは今年で50周年です。
多くのブランドとコラボレーションした商品が販売されていますが、
中でも気になったプロモーションはこちら
出典:https://50th.dora-world.com/books/
企画内容は
「22世紀の未来まで、てんとう虫コミックス『ドラえもん』を届けたい」
すでに発売済みのコミックをこだわりの装丁でセット販売。
ハードカバーで、製本はかがり綴じ。
かがり綴じとは?
糸で綴じ合わせ、接着剤で接合させる製本方法。
漫画製本で多い、無線綴じ※よりも強度が高く、開きやすい。
※無線綴じとは本の背を接着剤で固める綴じ方。
他にも本のページ上部には、「天金」を施しています。高級感が出るのはもちろん、本文への湿気、ホコリ、シミから守ってくれます。
本の作りとして非常に手間がかかりますが、未来まで『ドラえもん』を残していきたいという企画内容に説得力を持たせています。
価格も7万円と高額ですが、企画内容に合っている、購入者のターゲットを絞っているので、ドラえもんファンにはたまらない商品です。
3.地元民は混乱?120年目のビックプロジェクト
京急電鉄は今年で創業120周年です。
こちらもいろいろなプロモーションを行っていますが、
特に気になったのはこちら
駅名の変更とのことで、最寄駅に住んでいる方は混乱していそうな内容ですが、企画としては大胆で話題性が高いです。
鉄道会社としては珍しく、駅の看板デザインにもこだわっており、各駅のイメージに合わせています。
出典:https://www.keikyu.co.jp/company/news/2019/20200309HP_19252TS.html
こちらは元アナウンサーでオリジナルフラワーブランド「gui」代表「前田有紀」さんがプロデュースしています。京急沿線出身ということで抜擢されたと思います。
三浦海岸駅で毎年行われる『さくらまつり』では、その時期だけ『桜』を施したデザインになるのも有名です。
場所の紹介ではなく、『駅名』の紹介することで、『その駅に行ってみよう!』という気持ちが出てきますね。
京急沿線に人を集めるための企画として、目の付け所が素晴らしいです。
4.最先端を追い続けるあの企業も100周年
今年で100周年のマツダは特別記念車を期間限定で発売しています。
マツダといえは『赤』の印象がありますが、
やはりマツダにとって『赤』とは特別なカラーでした。
想いが込められた「赤と白」
1960年、全日本自動車ショーで初めて乗用車館に出展したマツダ。
ステージには特別な装飾が施された「R360クーペ」が送り出されました。
当時としては珍しい「2トーンカラー」のボディに、
インテリアも同様の2トーンカラーが施され、
デザイン性の高いコーディネーションになっていました。
このクルマには、マツダ全社員の飽くなき挑戦の志が込められていました。
引用:https://www.mazda.co.jp/100th/sv/#stories
この記念車は、マツダのデザインテーマを象徴した"赤と白"を使っています。
出典:https://www.mazda.co.jp/100th/sv/#sv100th
企業としての想いや、志が詰まったこだわりのデザインに心奪われて
購入してしまう商品だと思います。
最先端は追い続けるも、軸は絶対にずらさない。その考え方がマツダブランドの強さを感じました。
5.あれ?紫じゃなかったっけ?と
感覚的に違和感を感じるデザイン
あの三島食品の主力商品も今年で50周年!と聞いてピンとくる方はあの商品のファンですね。
紫色のパッケージでおなじみの『ゆかり®』が50周年を記念して、
『白いゆかり®』を発売しました。
あの紫色をどうやって白くしたんだ?と思いましたが、
パッケージを白くしているだけでした。
紫のイメージが強い商品なので、コントラストのギャップが話題になりますね。
出典:www.mishima.co.jp
この会社は他にも面白い企画をいくつも行っており、
『ゆかり®』という女性らしい名前に因んで、『かおり』『あかり』『うめこ』といった姉妹商品を販売したり、
ゆかり®をペン型容器で発売したりと、アイディアに富んだ商品があります。
出典:https://mishimashop.jp/
この商品は三島食品の社長が考案しました。焼酎にゆかりをふりかけて飲んでいたのですが、持ち運びに不便だった。そこで生まれたのが、ポケットにも入って、手軽に運べるペン型容器でした。
SNSで話題になり、G7外相会合土産にも採用されました。
姉妹商品の『かおり』『あかり』『うめこ』も、ペン型容器の商品も
SNSで話題になりました。
現在はSNSでの発信が大きな宣伝効果をもたらすので、
つい誰かに伝えたくなる、小技を効かせた販売戦略が上手な企業だと思います。
今回は5つ紹介させていただきましたが、どのプロモーションも
『商品(キャラクター)を大事に育てている』ことには変わりないと思います。商品イメージを崩さず、話題になるアイディアで、心に響かせることを学ばせていただきました。
今後、企画を立てていく上で、参考にしていきたいですね。
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