ハンドドリップ、一旦やめてみた

コーヒーが好きだ。

普通に好きだ。

あんまり味にこだわりはないから

近所のスーパーで豆を買って

毎朝それっぽくハンドドリップしていたが、

最近

それをやめてインスタントにしてみた。

そして、

そもそも僕は何のためにコーヒーを飲むのか

確かめたくなった。

とりあえず、水分補給ではないだろう。

現時点では、その目的は気分転換だと思っている。

味にこだわりはないんだから。

インスタントコーヒーでもいいじゃないか。

そういえば、昔はずっとインスタント派だったな。

それなのに何故ハンドドリップとかしてたかというと

おそらく

それっぽいからだろう。

僕は古道具屋をやっているから

なんとなく

いろいろこだわらないといけない気がしていた。

店主として

それっぽくなくてはいけない。

愛用のマグカップだって

無駄にファイヤーキングなんだぜ？

ユニクロ好きなくせに。

とにかく気分転換にも、それっぽさが必要だ。

ん？

あれ？

違うな。

これ書いてるうちに、

どうやら気分転換じゃない気がしてきた。

僕がコーヒーを淹れるのは、

気分を変えたいタイミングじゃない気がする。

違う。

あれ？

いつも

コーヒーを淹れるのはどんなタイミングだっけ？

思い出す。

思い出す。

思い出せ。

思い出した。

何かを始める前後だ。

朝の身支度だったり

家事だったり

仕事だったり。

そしてそれは僕にとって

ちょっと

めんどくさい。

僕はいつも

めんどくさい事の前後に

コーヒーを淹れている。

そうだ！

僕にとってコーヒーを淹れるということは

逃避行動だ！

めんどくさい事

やりたくないんだ！

やりたくないから、時間稼ぎしてるんだ！

だから、ハンドドリップ！

ゴリゴリして

ポタポタして

時間かかって

それっぽいもんね！

それはそれでめんどくさいけど！

納得！

noteさん、ありがとう！

また新しい自分を発見したよ。

だけど、その自分は

だいたいいつも

逃げている。

知れば知るほど

弱いぜ、自分。