古道具屋は稼げるのか?古道具屋のビジネスモデルとお金の話
最初の記事で「古道具屋は大変な割に儲けるには難しい商売」と書きましたが、古道具屋は稼ぐには難しい商売なのでしょうか。
アンティークショップや古道具屋に行ったことがある人は「いい値段するなぁ」と思ったことありますよね。こんな金額で売ってれば儲かるんではないの?と。
ではなぜ稼ぐのが難しいのか、そして、古道具屋というビジネスモデルは一体どういうものなのかを解説します。
そもそも古道具屋はどんな商売なのか
古道具屋は簡単に言えば中古品の小売業です。
リサイクルショップとも言えますが、リサイクルショップよりも趣向性の高いもの、「そのジャンルが好きな人が好むもの」という、言語化しずらい、非常に感覚的で多様な価値観のものを扱います。
年代も江戸から昭和まで「アンティークとして価値を持つもの」が対象です。
ビジネスモデルとしては簡単です。
商品を仕入れしし、それを販売する。
そして、仕入れた金額よりも販売価格が高ければ利益となります。
単純です。つまり安く仕入れて高く売れれば利益が上がります。
また、参入やスタートは簡単です。
今なら店舗を持たなくても、メルカリなどのインターネット上ですぐに販売できるプラットフォームや、BASEなどのネットショップを簡単にできる仕組みがあるので、趣味程度なら誰も簡単に始められます。スタートのハードルは非常に低く、誰でも手軽にできます。
しかし売れるかどうか、そして利益が出るか、そして古道具で生計を立てるとなると、かなりの力量が必要となります。
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