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個人事業の未来予想図~今後必要とされる仕事と消える仕事~

こんにちは、フルカワです。

個人事業主を目指して、副業ブログから始め、2023年3月、ついに10年以上勤めた会社を退職することになった私ですが、最近、重点的に勉強していることがあります。

それは、

今の事業がいつまで持つのか?
今後、どのような事業をしていくべきか?

ということです。

個人事業主として独立するのであれば、短期的に稼げても意味がありません。

長期的に収入を取り続けるのであれば、消えていく仕事、必要とされる仕事に予測をつけ、先行して撤退もしくは構築をしていかないと、すぐにダメになります。

時流が全く読めない人に勝ち目はないし、皆がやっているもの(ネットで大量の情報が出てくるもの、怪しいと思う人がほとんどいないもの)にビジネスチャンスは、ありません。

実際に、2年ツイッターをしていただけでも、2年前に流行っていたビジネスが廃れ、別の傾向が出てきたなと感じます。

企業の例も3つご紹介します。

ウェディングドレスのクリーニング事業をされていた知人の男性は、コロナの影響で結婚式が減り、お金の節約のためにドレスを着ない若者も増えたことで、数年で廃業になりました。

宅配ピザも、「すぐに届ける」という価値提供で売れていましたが、ウーバーイーツの普及で、売上が落ちているそうです。

また、写真のフィルムを販売する大手だったコダックと富士フイルムの例も有名で、デジカメが普及してフィルムの需要が減った時、コダックは、フィルムに拘り続け、富士フイルムは、フィルム事業で培ったナノテクノロジーを応用し、医薬品や化粧品事業を始めました。

結果、富士フイルムは今も業績を伸ばし、コダックは倒産しています。

このように、世の中の変化や代替事業の登場により、上手くいっているビジネスでも、急に落ちるリスクがあるのです。


本記事では、最近の本や世の中の傾向から、

よく知られた個人ビジネスや副業(ブログ、ライター、せどり、コンテンツ販売、コンサル、株や投資、その他サービス)が、今後、消えていくのか、必要とされるのかを予測します。


消えていくであろう仕事

まずは、今後、消えていくであろう仕事(つまり、稼げなくなるであろう副業や個人事業)ですが、私は以下のものを予測しています。

①ブログ、情報コンテンツ販売

言うまでもないですが、既に、ブログで稼げる時代は終わっています。

何億も稼ぐ有名ブロガーがいると、できそうな幻想を抱く人も多いですが、彼らが成功したのは何年も前で、ただ記事を量産していただけではありません。

そして、彼らの今の収入源は、知名度で売る動画や本、コンサルなどであり、おそらく、彼らが今から新しくブログを始めても、同じくらい稼ぐのは難しいのではないかと思います。

(考えてほしいのですが、有名ブロガーの本や動画で勉強している人は、かなり多いはずなのに、その人達が稼げるようになったという話を聞いたこと、ありますか?)

さらに、昨今では、chatGPTなどの最新AIの登場で、知りたいことがある時に、わざわざブログを検索する人も少なくなってくると思われます。
そして、記事もAIに書かせるようになれば、ブロガーの価値は無くなります。

簡単に書けるようになれば、誰でもできる仕事になるので、よりライバルが増えてくるのも追い打ちをかけるでしょう。

また、一時期、流行った情報コンテンツ販売も、同様の理由で需要は無くなると思います。
ネットも発達し、AIに何でも聞けるのであれば、情報に価値は無くなりますから。

数年前は、SNS集客⇒公式LINEのステップメール⇒情報コンテンツ販売という、いわゆる「自動化収益システム」が流行り、これだけで脱サラする人が何人もいました。

しかし、最近は、当時、月100万とか稼いでいた人達もコンセプトを変更している人が多く、流行らなくなってきたんだなと実感します。

今も「自動で稼げる」みたいに主張している人もいますが、虚勢を張っているだけだというのは、具体的な知識を発信しないツイートを見ていれば明らかです。

ただ、電子書籍については、紙の本が残っている限り、完全に消えることはないと思います。

なぜなら、Amazonや楽天のような世界的大手が販売プラットフォームになっていることもありますし、AIが要約した回答よりも、作者の価値観が好きだったり、本として体系的に学びたいという人が多いからです。

私もよく言っているのですが、同じように文章を書いて、自動で収入を得ることが目的なら、ブログより電子書籍の方が確実です。

大きく稼げるのは一部の人だけですが、wordで書けるのでブログより楽ですし、集客やブランディングツールとしては優秀なので、お勧めです。


②WEBライター

上手くいかなくなったブロガーやコンテンツ販売者が、大体たどりつくのが、WEBライターという仕事です。

デジタルコンテンツの増加で、記事を執筆する人が足りていないところもあり、ブロガーなら、文章を書くのに慣れているのでスキルの活用ができます。

ただ、これも、先述した文章作成AIの普及により、数年後には必要なくなるでしょう。

人が1時間かかる文章を、AIなら数秒で同じレベルのものが作れそうですし、人件費もかからないので、今後、人がやる仕事は、AIが作成した文書の校正くらいになってくると予想します。

小説家など、ストーリーを作れるクリエイティブな作家は残ると思いますが、情報をまとめて、文書にするようなライターは、AIに取って替わられることは確実です。


③せどり


一時期、メルカリ転売が社会問題化したせどりですが、これも、そんなに長く持たないのではないかと思います。

卸値で買って通常より安く売るならともかく、定価で売っているものを買い占めて高額で売る方法は、自分の利益しか考えていない悪質なビジネスなので、どちらにしても長く続く訳がありません。

最近は、最安値で売っているところを検索できるWEBサービスも増えてきたので、ユーザーは、そちらで見つけようとするでしょう。
また、転売をする側から見ても、皆が簡単に安く買える情報を手に入れられたら、ライバルが増えますよね。

転売目的で、レアなチケットや販売直後の機器などを買い占める悪質な人もいるようですが、経済的におかしい構図ができ上がるので、転売規制も厳しくなってきそうです。

メルカリやヤフオクが、「一般で売っているものを定価以上で転売することは禁止」と打ち出せば、個人で販売経路を持たない人は、一瞬で利益が出なくなるリスクもありますね。

④不動産投資

安定そうに見える不動産投資ですが、数年は問題ないとしても、数十年単位で見ると、衰退していくのではないかと予想します。

なぜなら、日本の人口は減り続けており、それに伴い、住居の必要数自体も減っていくからです。

実際、空き家の数は増えているそうで、今、既に始めている人は利益が出ると思いますが、これから始める場合、ローンを返し終わった頃に、稼働率が減っていくなどの問題が起こりそうです。

PEST分析のSにあたる「社会」の変化や、Tにあたる「テクノロジー」の発展に対して、社会に合わない仕事、人間でなくてもできる仕事は、今後、どんどん奪われていきます。

自分がしているものがどうなのか?
それを常に考えて、対策を取るべきでしょう。


今後、必要とされる仕事(又は消えないであろう仕事)


次に、今後も必要とされるであろう仕事です。

物価上昇、税金や社会保険料の増加、年金制度の崩壊、会社の倒産など、昨今の社会情勢を考えると、日本は、確実に貧困層が増えていきます。

20年後には、国民の7割が貧困層になり、中間層が少なくなり、富裕層が2~3割という両極端になると言われています。

しかも、税金を多く納めている富裕層は、税金対策のために海外移住を始めているので、日本の税収は、ますます下がり、それを補うために、税金は、20%以上まで上がるかもしれません。

そして、ネットやAI、ロボットの発達で仕事を奪われる人も増えていき、失業者が爆発的に増えると予想します。

そんな時代に求められるものは、何だと思いますか?

おそらく、

・節約・倹約の仕組み(割引サービスや節約法、医療費削減のための健康法も含む)
・人との助け合いができるコミュニティ
・人間関係の構築(コミュニケーション力など)
・資産形成(株や不動産投資)
・個人ビジネスの立ち上げ(副業でできるもの)
・市場価値を上げる教育(どの会社でも必要とされたり、昇進できる能力育成)

といったところが、今後のニーズになるのではないでしょうか。

そして、これらを教える人、サービスを提供する人、コミュニティはニーズが高まると考えられます。

例えば、会員になれば、お得な割引が受けられるサービスであったり、メンバー同士がお互いの強みを活かして助け合うコミュニティであったり、資産運用や個人ビジネス、節約術、健康法、仕事に必要なスキルを教えるコーチ・コンサルなどですね。

ただし、令和は「人の時代」と言われるように、コーチ・コンサルの中でも、ただ情報を伝えるだけの人は生き残れません。

知識を教えるだけなら、AIに聞けば十分という時代が来るからです。

ですので、教える仕事を選ぶ場合は、人柄の良さや信頼、いかに、AIにできない心のメンターとなれる並走の仕方ができるか、1人1人に合わせたオーダーメイドのサポートができるかが、成功の分かれ道です。

実際、多くのWEBマーケターと呼ばれる人や、コンサルをしていた人が撤退していく中で、私が最大月83万という副業収入を達成でき、直近3箇月で毎月30万以上の収入を維持できているのは、1人1人に結果を出してもらうため、手間を惜しまずに関わってきたからだと思います。

私自身、ブログや情報商材販売はやめて、電子書籍+上記に合う個人事業+それをやっている経営者の事業協力、コミュニティ作りを行っていますし、当然、資産形成の勉強も徹底してやって実行しています。


時流に乗れないと、大企業でさえ、数年で潰れる時代です。

個人であれば、これから消えていくであろうビジネス1つだけでやっていくのは、至難の業でしょう。

特に、ブログは、正しいやり方をしても収益化までに時間がかかるので、その間に社会情勢が変わっていきます。

先述したPEST分析(Politics、Economy、Society、Technologyの取り巻く環境から事業を分析するフレームワーク)という手法があるように、社会情勢、時代背景、技術の発展に対して、常に自分の事業が時流に乗れるのかどうかは、考えていく必要があります。

今まで、なんとなく、ブログだけ、情報販売だけ、機械的なコンサルだけをしていた方は、1度、事業性や将来性を見直してみることをお勧めします。

常に、世の中の動きにアンテナを張ること、応用できるスキルを身につけておくことは本当に大事です!



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