懸垂こそ至高のトレーニングである。
かどうかは議論の余地があるとは思うが、私の中では着実に成果を出すことのできている種目なので、推していきたいという気持ちが強い。
昨年だったか、一昨年だったか、懸垂を始めた段階では低い鉄棒での斜め懸垂と、雲梯にぶら下がるだけという内容だったものが、じわじわとパフォーマンスを上げて本日チンニング3回というこの体たらく。だが、チンニングができたのができなくなっているということを確認したよりも遥かにマシであり、さほど問題はないだろう。もっと右肩上がりの角度を鋭角にしたいとは思うが、背中にばかり注力できず他の部位との兼ね合いになるし、疲労との相談をせねばならない点で中々思い切った判断はできないのが現状である。爆発的な向上を狙うよりも、維持を優先しつつ、できれば向上もしていければと欲を隠して取り組んだことが、かえってプラスに働いたと考えたほうが都合は良いが、これが私にとって正しいかどうかはこの先の成果を見て判断するほかないだろう。
身体を鍛えるということは遠い道程であることを実感するし、こういった現状、状況が近道はないということの証明となって、中々、楽天的なことだけを言ってもいられないのだが、しかし、ゆっくりとでもやったからこそ3回ぽっちだってチンニングできるようになったという結果が出たわけであって、やめてしまうという選択をするということの合理性のなさも同時に確認できて、いつからだか分からないが、ある地点から少しずつ前進に変わったのかもしれないね。
つづく?