仕事終わりの内緒を作りたい話。

まっすぐ家に帰る。仕事が終わると。

それはある意味、良きパパであって良き旦那に見えるのかもしれない。けれど、たまには飲んで帰りたい。色っぽいお店で遊んで帰りたい。私だけの内緒の場所をね、作って遊びたいわけですよ。

・・嘘です。遊びたい気持ちはちょっぴりあるけど、本気でそうは思っていない。

気軽に仕事終わりに一緒に飲めるような間柄の人は居ないし、学生時代の友人は居ても、誘うのはなんだか気が引ける。事前に約束しても当日が近づくと「なんで誘っちゃったんだろう」と若干後悔するくらい緊張する。いざ飲めば楽しいんだけど。待ち合わせして飲み始めるまでの間がね、何とも緊張する。

おねえちゃんのいるお店で飲みたいとも思わない。いや、ごめんなさい、やっぱ飲みたい。職場がオッサンばかりなので、たまには女性と楽しく飲みたい。でも、お金出してまでビジネスライクな飲みをしたいと思えない。

じゃあビジネスライクでなければ良いのかといえば、仮に女友達(まったく居ないけどさ)なんかと一緒に飲んだとしても、それはそれで家族に対して罪悪感がチラつきそうで無理だ。つまるところ小心者なんだな。

というかそもそも仕事終わりに誰と飲んだとしても、その後に長い時間かけて電車に乗って帰るのもめんどくさい。早く帰って寝たいしね。

あーあ、帰りにフラッとどこか気軽に寄れる場所を持っている人が羨ましい。

・・いや、やっぱりこれも嘘。なんだかんだ言って、早く帰ってカミさんのご飯が食べたいし、子供たちがワーワー騒いでる空間に突っ込んでいくのが好きなのだろうと思う。

ただなあ、これで良きパパ良き旦那だと思われたとしても何だか腑に落ちないんだよなぁ。内心は遊んで帰りたいという邪な思いを抱いている不真面目な男だから。

すると、こんなことができれば理想なのかも。

・緊張せずに飲みたい
・飲んだ後に電車で帰らなくて良い
・お金がかからない
・家族に罪悪感を抱かないで済む

ってこれはもう家で一人で飲むしかないじゃん(ちなみにカミさんは飲みません)。だから毎日まっすぐ帰っているのか。納得。

というわけで結局、仕事帰りに内緒の場所を作ることなんてのは、私にとっては夢のまた夢なようで。つづく。

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