なんだか弱気な心になっています、今。
それは大抵、やらなきゃいけないことに追われて気が急いていたり精神的に余裕が無かったりする時だったり、仕事などで不安を感じて憂鬱な気分だったり上手くいかなくて落ち込んでいるような時だったり。
そういう時には、考えてもどうしようもないような、弱気な心がムクムクと顔を出してくるのです。
過ぎたことをクヨクヨ言っても仕方ないと分かっていながらも、もしかしたら掴めていたかもしれないと空想した未来と、今のこのどんよりしたネガティブな気持ちに塗れた現実を比べてしまうのです。
どれも、きっと今よりマシな未来。
そういう「そうだったかもしれない」未来を想像して、若干の後悔っぽい感情を抱くわけです。
ただ、すぐにその保証は無いことにも気付きます。
「もし仮にあの時〜」と考えたところで、実際そうしていたら想像した通りになっているとも限りません。
そういう弱気な時には、今の良いところや、それが過去の時点で選択した事実があったことが頭からすっぽり抜けています。
ですから、今度は逆のベクトルから考えてみます。かつて選択したアクションによって、今にどう繋がっているか、ということ。
物事の良い面に目を向ける、と言うと聞こえは良いですが、結局は「酸っぱいブドウ」であり「甘いレモン」だと思うわけです。
叶わなかった未来を諦める口実にして、今この現実を受け入れていく作業です。
どちらも不毛であり空虚なことには変わりないですが、ダメージを負った心を少し休ませて、また自分を歩き出させるエネルギーをちょっと充電する。
そういう現実逃避の面を持つ気分転換の作業なわけです。
今より少しマシな未来があったかもしれない。
でも裏を返せば、今がそのマシな未来かもしれない。
まあ過去は変えようもないし、今と比べてマシだったかなど比べようもないわけで。ひとまず今できることは、今どう行動するかしかないわけです。
それならば、頑張りすぎず、休みながらでも、とにかく歩みを進めていくほかないかなと、個人的には思うのです。
死ぬ間際にでも少しでもマシな生き方ができたと思えるように、まずは今と向き合うしかないですね。おわり。