映画 | 黄金の七人※小悪魔!
オープニングは軽快なスキャットが流れつつ、主要な登場人物たちが次々とダバダバと…なにやら工事しだす描写から始まります。
バタフライを模した奇抜な眼鏡をかけた女性がチラッ
ロッサナ・ポデスタさん演じる謎の美女ジョルジャ(何て魅力的っ!)
90分ほどの作品で何度も何度も!
ジョルジャが登場するたびに着ている衣装が変わっていく不自然さ!!
あ、衣装チェンジに関係なくストーリーは軽快に進んでいきますし、銀行から金塊を盗み出すまでに様々な緊張シーンがあり、ハラハラ、どきどきはちゃんと用意されているから観ていてとても面白いです。
古典作品なので今みると稚拙な部分は多少あるかなと、想像してみていましたが大丈夫。きっちり娯楽作品でただただ、楽しませてくれます。
チームで大銀行から大量の金塊を盗み出す、盗み出した金塊はちゃんと山分けされるものと思い込んでいたら裏切り、そしてさらに裏切りあり…。魅惑的な女性には裏切られてもその魅力に抗えず許しちゃう(無理もない)!あくせく働いて何ら実利を得られなかった男性陣、怒り狂ってしまうのかと思いきやスマートに和解するなど安心して観れます。
信じ難いおっちょこちょいなところや、えぇ、そんな失敗しちゃうかねっていうところがまた微笑ましい。
ロッサナ・ポデスタさんの女性らしいやわらかさ、男性を惑わす小悪魔感、ひょっとしたら仲良くしてくれるかもという期待感(実際ありえないのですけど)を抱かせてしまう、なんとも罪作りなシーンが満載で、観ていて楽しかったです。
ストーリーはもちろん、楽しい作品なのですが「ロッサナ・ポデスタさんの魅力をいかに世へ知らしめるか」って感じにもみえまして、観終わってから少し調べてみたら監督は当時の旦那さまだったのですね。監督から奥さまロッサナ・ポデスタさんへの"無償の愛"をこれでもかとあてつけられる(笑)楽しい作品でした。
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