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ドキュメンタリー | RBG 最強の85才
ドキュメンタリー「RBG 最高の85才」観ました。
ルースさん、外見は小っちゃく、可愛らしく、笑顔でゆったりとした口調で話していらして、魅力的な方でした。友人らによりますと"控えめ"、"内気"、"おとなしい"方なのだそうです。
不平等、少数派、困っている方…
"人々のために"となりますと、ガラリと変わり理性・知性、目的を達成する強い意志…まるで"武士(もものふ)です。気骨、断固たる意志を強く感じる仕事の数々が本ドキュメンタリーで紹介されていまして、凄まじい経歴の数々。
性差別に関する6つの控訴のうち、5つ勝訴
カーター大統領による指名により、裁判所判事に
最高裁判所判事へ就任※女性として史上2番目に任命
これだけだと分かり難いのですが、1950、60、70年代は性差による差別はほぼ認識されておらず、女性は従属しているのが当たり前、圧倒的な男性社会で裁判所の判事は全て男性。一般常識、法、あらゆる範囲で性差による差別があった時代であったにも関わらず5/6の勝訴、それまでの常識を覆す、不平等であった法は改正されていきましたので、リアル・スーパーヒーロー。
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夫のマーティンさんは優しく陽気な方なのですが、見た目からは想像もつかない、超優秀で且つこの時代にはあり得ない"平等"な価値観の持ち主。このお二人が出会って夫婦となって二人三脚で人生を歩んでこられたって、もう奇跡。
女性というだけで職に就けない時代、マーティンさんとルースさんは平等な夫婦関係を築いていて、何十年も二人共働きで家事・育児を分担。ルースさんが出世されて転勤となったら、ささっと仕事は辞めて家族共々転勤。ルースさんが仕事で多忙となったら家事、特に料理はマーティンさんが担当して献身サポート!!家事をこなしつつ新たな職場でまたまた出世できてしまうという…とんでもないスーパー兼業主夫ぶりを発揮されていらっしゃいまし
た。