映画 | 約束の宇宙(そら)※gender
こんばんは
今日からしばらく出張で西のほうへきています。
数日前、昨年観たかったけど映画館へ行けなかった作品
「約束の宇宙(そら)」
U-NEXTで観れることを知りまして、寝る前に観ていました。
当時、山崎直子さんがアンバサダーで紹介されていたのをみていて、観たかったのです。
主演はエヴァ・グリーンさん
007 カジノ・ロワイヤルではヴェスパーを演じていましたね。
ヴェスパーはキリッとした美女で素敵なボンドガールでしたが、本作ではフランス人女性宇宙飛行士で一児の母サラ。お母さんだし、大変過酷な訓練が続く、男性女性の性差は関係のない世界の役柄なので、お化粧なし。子育てに、仕事に、色んなことがあって「あぁ!もうぅーーー!!」っと、時折ストレスを爆発させなきゃやってけないという、大変なキャラクターを演じていました。
「宇宙」というキーワード
私がイメージしていたのはインターステラーとかのSF、冒険譚みたいなイメージを先入観をもってしまっていて、
この作品は母と娘との絆
ジェンダー
夢見ていた目標にようやくたどり着いたけど…
ということを重点に描かれた物語、だったので全く違ってました。
母として、ようやく子供のころからの夢を実現できるところまでたどり着いたけど、その仕事で幼い子供を残して長期ミッションへ参画したとき、子供の成長をそばで見守れなくなってしまう…
それに気づいたとき、戸惑ってしまう
でも、もうどうしようもないのだけど、
母として娘とは離れ難くて
同僚にとんでもないこと言ってしまったり
やってはいけないこと、一回くらいいいだよって、規則破ったり
スペシャリストである宇宙飛行士にはあってはならないことなのですが、
母の心情としては無理もないよっ
と、私は思いながらみていました。
エヴァさんは大変美しい方なのでお母さん役ってどうか、と思っていましたが、母として、一人の悩める女性であるサラを演じきっていて、すごかったです。
特に好きなのは同僚マイクへ怒りをぶつけるシーン
そんなご無体な!ってとこが、もう「母」モードで感心した次第です。
もうここにくるまでの間にエヴァさんのこと、わたしのなかで完全に消えてて「サラ」となってたなー。
あとサラの娘を演じていたゼリー・ブーラン=レメルさん
まだ7才だったのかな、素晴らしい演技。
喜怒哀楽、母と離れて本当に心細い、淋しい、どうしてなの(怒り、戸惑い、ない交ぜ)、それぞれ凄くてただただ感心するばかり。
宇宙飛行士という仕事の過酷さ、時に命を落としてしまう可能性もあるー、そんなことを幼い子役の俳優さんに、どのような心のケアをされていたのかなぁっと想像しながらちょっと観ていたけど、ちょっとしたらすっかり忘れていて作品世界へ没入してました。
他にもいくつか好きポイント、あったのですが、
まとめられないので今日はこの辺りでー。