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映画 | シザーハンズ
昨晩はシザーハンズを観ていました。
人って異質なものは決して認めない、認められないー
「違う」「特別」
最初は好奇心から近づき
自らに何らかの利益がある
それを知ったらもてはやす
何かのきっかけで恐れなど感じたらー
今度は何ら根拠がなくとも
自身に危害を加える「恐れ」を感じ
勝手に異質なものとして疎外、最後は消えることを望む
そんな人間の姿を描き出した作品でした。
◇
主人公エドワードをみていて
私が体験したことのある「疎外」の経験
少し思い出しました。
私が体験したことはちっちゃな世界のことで
たかだか2年ほどだったかなぁ
その世界以外にも居場所はあったから
どってことなかったけど
エドワードにように
大切に想っている人に触れられなくて
近づくことすらままならない
元の居場所にはもう、誰もいない
人々からはいっさいを疎外、存在することすら許されない
これまで観た作品の中で、一番きつい作品…
唯一救われるのはエドワードが毎年冬
恋心をいただいているキムのことを想い
これまで雪が降ることのなかった街へ雪を降らし
その雪のことをキムはわかっていて
互いの想いが通じているシーン
このシーンがあって少しだけ…
救われた気持ちになりました。