読書 | ルネサンス修道女物語―聖と性のミクロストリア
ここ最近読んでいたのは
「ルネサンス修道女物語―聖と性のミクロストリア」
という歴史書、です。
「ベネデッタ」という映画を観て知ったのがきっかけ。
探してみたら絶版だし、中古本は凄く高額で…買うのは諦めまして、図書館で借りて読みました。
"microstoria"(ミクロストリア)とはイタリア語である期間へ集中的に歴史学的な調査・記述を行うことなのだそう。本書は16世紀の裁判記録を丁寧に調べあげ、記述した歴史学の書でした。ベネデッタという修道女に関する裁判記録、大変興味深い出来事の数々。
知らないこと、いっぱいあるものだと、驚くことばかりー。
この歴史書の元となった裁判記録で知ることのできた事実、当時の方々はいずれもわたしの"人"に対する見方…理想が正しいと思いますが、まったく違っていて、刺激に満ちていました。
もう何百年も前のことですが人って、欲、狡猾、生き難さや閉塞感から救いを求めるがゆえ盲目になるのかな、とか…。今を生きるわたしの世界に照らし合わせてみるとさほど変わらない、とも、感じます。
事実は小説よりも奇なり…ドラマスティック!
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