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金縛りは疲労がもたらす脳内現象ではない

【金縛りの科学的な解説】

「睡眠中は体を随意に動かすことはできない。これは睡眠中には、前頭葉などからの信号が運動領域へ届かないようになっているからだ。だから夢の中で暴漢に襲われそうになり逃げ出したとしても、実際に走り出したりすることはない。一方、目覚めれば体はまた自分の意図に従って動くようになる。これはオフになった回路がまたオンになるからだ」
「ところが何らかの理由で、覚醒あるいはそれに近い状態になっているのに、回路がオンにならないことがある。これは睡眠麻痺と呼ばれている。冷静な医師ならば、ああ睡眠麻痺か、しばらくすれば治るから横になっていようと思うかもしれない。しかしそんなことを知らない人は別のことに理由を求める。体が動かない典型的な場面は縛り付けられた時かもしれない。そういう人は金縛りにあったと考える。そしてそんなひどいことをする人は周りにはいないから、きっとそれは悪魔や鬼がやったに違いないということになる(つまり悪魔や鬼の意図だ)」

抜け穴だらけの、かつ、タメにするためのオカルト的大嘘科学解説です。

ちなみに、この引用記事元は「現代ビジネス(講談社)」です。左翼(パヨク)系の記事を量産している怪しい巨大出版社でもあります。

(1)睡眠中は前頭葉からの信号が運動領域に届かない

嘘です。脳科学から見て睡眠は謎だらけであるし、現実に、地震などの特異な変化を察知したときは、瞬間的に跳ね起きます。そもそも、覚醒と睡眠の境目である「まどろみ」も定義づけられていないのが現状です。

(2)何らかの理由で回路がオンにならない

これだけで、この種の解説の怪しさが浮き彫りにされます。理由が分からない事象であるにもかかわらず、どうして「睡眠麻痺」と断定できるのでしょうか。

科学論文の世界は、小説的作為が乱れ飛ぶ魑魅魍魎の世界でもあります。

人は24時間一睡もしないと脳が錯乱します。

「何日寝ないでいられるか」に挑戦した人は、3日で発狂しました。

睡眠は、「実体験した事象を脳が整理整頓する時間」なので、この時間が取れないと、整理整頓がなされずに、脳内で様々な混乱状況が生み出されます。

私は24時間一睡もせずに、歩き続けた体験を持っています。

帰宅して、綿のように疲弊した肉体を横たえると、様々な脳内現象が起こりました。

最も多かったのはメニエール病のように、天井がぐるぐる回るめまいでしたが、金縛りに遭うことはなかったですね。

金縛りとは、熟睡中に幽体が肉体から少し浮遊した状態で、霊によって幽体をつかまれ、肉体に戻ることができず、肉体を動かせなくなった状態です。

金縛りは現実に体験しています。

霊が廊下を渡ってきている時点で、既に、認識しています。そして、霊が扉をすり抜けて入ってくる。但し、この時点では、幽体が浮遊した状態なので、体は自由に動かせません。気合いを入れないと。

朝、起きた時、体がだるいのは、そういうことなのです。でも、気合い一発で起きるときはそうではないですね。これが、金縛りを解くヒントになります。

ちなみに、幽体とは「肉体に幽閉された魂魄」という意味です。なので、エセ学者風情の文筆家:立花隆氏が考案した「対外離脱」のような「主語が不明確な造語」は噴飯物と理解しています。

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これは、聖書に記載されていたイエスの幽体離脱現象を鬼才:ギュスターヴ・ドレが挿絵として描いたものです。

タイトルは「イエスの変容」。

西の世界には、「雲上三界」「幽体」「幽界」という言葉は存在しません。

なので、「八百万神々(やおよろずのかみがみ)が集う、雲上三界の最下層である神界(しんかい)」は、聖書では「第三の天」と表現されています。

画像の真ん中で白く輝いているのがイエス。左は十戒のモーセ。右はヘロデ王に首を刎ねられた洗礼者ヨハネ。恐れおののいている3人が第一位の高弟ペトロ、ヤコブとその兄弟ヨハネです。

ペトロはイエスの代行者として都ローマで十字架刑に処せられ、ヤコブはヘロデ王によって刺殺されます。この「復讐」という大義名分を以て都ローマは三度の大火に見舞われて瓦解し、ヘロデが君臨するユダヤ王国は滅ぼされます。

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ペトロの十字架:カラヴァッジョ画

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ユダヤ王国の滅亡。

唯一生き残ったヨハネは生きたまま(幽体離脱した魂魄のまま)、第三の天に引き上げられて「黙示録の幻影」を見せられます。

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聖書が告げたいことは2点です。

それは、肉体の中に霊魂が宿っている(正しくは寄生している)という事実を示すこと(霊肉二元論)。第2点は、これが東の般若心経と連なっていること。メインテーマは後者の方です。

この謎は、「四つの福音書の冒頭」を解読することによって得られます。

福音書は偶然に4つできたわけでもなく、「マタイ・マルコ・ルカ・ヨハネ」の並びも偶然ではなく、意図された構成です。

肉体の中に魂魄が入っている。

そして、熟睡中に魂魄は少し遊離している。

その理由は定かではありませんが、「魂魄と肉体の双方が、互いに影響し合えない状況での休息が必要だから」と私は理解しています。

3・5次元力を使うと、「体の芯」が疲れます。肉体の疲れではなく、魂魄の疲れです。それほど、「肉体の壁は重く厚い」といえます。

なお、イエスのように幽体離脱が自在にできる「究極の悟り」を得ても、慣れない間は、肉体に戻って動かすのに苦労します。

何処にも書かれておらず、誰も知らない「ちょっとした真実」です。

多分、何の参考にもならない知識でしょうが、嘘つき学者たちを論破する糸口には使えます。

いずれ、「魂魄についての詳細な解説」が許される時代がくるかと思います。そのときは、現在のような脳偏重の愚かな時代ではなく、有機的に魂魄が活用できる時代になるかと思いますが、いずれにしても、今、生きている人たちが遭遇できるような近未来ではありません。

その前に、為さねばならない巨大な破滅が待ち受けているからです。


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